さいたま市中央部に広がる見沼田んぼは約1,260haと市域の5%を占め、農地、斜面林、河川等が一体となって醸し出す良好な田園風景を残した首都圏には数少ない大規模緑地空間が広がっています。
見沼田んぼの大半を占める農地では、農業従事者の高齢化・後継者不足により、耕作放棄された荒地化した土地が、平成9年の75haから、平成19年度では83.5haと、増加し、緑地機能、治水機能や田園風景が失われつつあります。

こうした状況の中、農地の多面的な機能を維持し、首都圏有数の大規模緑地空間を保全できるように、6月定例会での総合政策委員会において「さいたま市の農業政策」について質問をさせていただきました。
主な質問は以下の通りとなっています。

1、農地バンク制度導入について本市の見解を伺う

Q 農地バンク制度導入について本市の見解を伺う
A 関係機関や団体からの意見や他市の状況を踏まえ調査研究してまいりたい。

2、第6次産業化について本市の見解を伺う

Q 第6次産業化にむけた本市の戦略と取り組みについて
A 農業者のアイデアとさいたま市の特色を生かした農業のサポートを進めてまいりたい。

Q 定年退職者と農家のマッチング事業について
A 生産コストの増大等、諸課題があるため事実上難しいと考える。

Q 農産物を売りたい農家と買いたい企業等のマッチングについて
A 関係機関との情報共有に努め、飲食業との意見交換会の機会を設けるなど取り組みを進めてまいりたい。

Q 見沼ブランドの確立やパッケージデザインについて
A 今後パッケージデザインを活用することで特色のある農産物や特産品の販路拡大とPRに努め、新たなブランドの確立を目指していきたい。

以上、簡単ですが報告させていただきます。
なお、後日、HPにおいて質問と答弁の全文も掲載させていただきます。