「さいたま市がん対策の総合的かつ計画的な推進に関する条例」が6月定例会において成立しました。
我が国では、長年がんによる死亡率がトップの位置を占めており、生涯のうちにがんに罹患する可能性は、男性が2人に1人、女性が3人に1人と推測され、さいたま市民にとっても避けては通れぬ課題でした。
私が所属する保健福祉委員会では、本条例の制定に向け、一年間徹底した議論や調査・研究を行い、委員会提出条例案として上程にこぎつけました。
本条例の制定により、市・市民・保健医療関係者及び事業者の責務等が明確化されたと共に、がん対策に関する施策の基本事項として、がん予防の計画・推進、がんの早期発見の推進、がん医療の充実、緩和ケアの充実、がん患者等の支援、情報の収集及び提供、財政上の措置、さいたま市がん対策推進協議会の設置が定められました。
近い将来、さいたま市において、がん撲滅が宣言されることを心より願うものです。