本市における学童保育の待機児童解消について
1、放課後キッズクラブと放課後児童クラブの概要
2、事業運営上の課題
3、今後の事業の方向性について
本市においては、保育所に入所できない待機児童と、学童クラブに入所できない待機児童の2種類があり、いづれも保護者にとって大きな悩みとなっている現状があります。これらの課題克服について、先進的な取り組みを行っている横浜市を学ぶことによってその取り組みを本市に導入することができないかを探るべく、行政視察に行ってきました。横浜市では、放課後児童の健全育成のために現在、三事業を行っています。細かく分類すると以下の表になります。

 さいたま市と最も違っているのは、学校の教室を活用した、はまっ子ふれあいスクール、放課後キッズクラブが実施されていることです。
 本市では、学校が終わった後の児童の受け皿は放課後児童クラブしかありませんが、横浜市でははまっ子ふれあいスクール、放課後キッズクラブが受け皿となって留守家庭児童の健全育成を図っていることです。その登録者の合計は約9万1千人に上ります。
 留守家庭児童の増加に伴い、特に保育園卒園時の保護者の中には保育所と同程度のサービスを求める保護者が増えている昨今、こどもの就学によって保護者の就労支援が途切れることが無いよう、本市においても検討する必要があると考えます。今後、これらについて議会の質問等で本市の考えや政策の転換についても取り上げていく予定です。