世界最大の水素エネルギーモデル都市「福岡水素タウン」について視察をしてきました。
福岡県では「福岡水素戦略会議」を中心に、水素エネルギー分野における我が国最大の産官学連携組織を展開しており「研究開発」「社会実証」「水素人材育成」「世界最先端の水素情報拠点の構築」「水素エネルギー新産業の育成・集積」を総合的に推進していました。

具体的には、「研究開発」では、世界的研究機関(産総研水素材料先端科学研究センター・九州大学)を中核とした、水素の製造、輸送、貯蔵から利用まで一貫した各種研究開発の推進。
「社会実証」では、「水素タウン」の整備「水素ハイウェイ」の構築など、水素エネルギー社会を具体化する社会実証の推進。
「水素人材育成」では、イノベーションの根幹となる、多様な水素人材の育成(経営者・技術者・大学生・大学院生)を推進。
「世界最先端の水素情報拠点の構築」では、世界に向けた情報発信により、人材・企業・研究所・投資の集積を促進。
「水素エネルギー新産業の育成・集積」では、公益財団法人水素エネルギー製品研究試験センターを中核とした、水素エネルギー新産業の育成・集積を推進などです。
水素に込められた情熱は、愚鈍な私にも伝わってきました。


       (福岡県庁の議会棟前にて)

そもそも、水素エネルギーはなぜ必要かといえば、
1.水素はエネルギー効率を飛躍的に高めることができる
2.水素には多様な供給源がある
3.水素はエネルギー密度が高く蓄電能力に優れる
4.水素が排出するのは水のみであり究極のクリーンエネルギーである
5.水素は先端成長産業の柱となるからだそうです。

世界に先駆けて今後成長が期待される水素・燃料電池関連企業の育成・集積について大変に有意義な勉強をさせていただくことができました。
関係各所の皆さま、お忙しいなか本当にありがとうございました。
この経験をさいたま市に活用できるように、さらなる精進をしてまいります。