本日、午後1時よりさいたま市下水道処理センターに行ってきました。
目的は、高度生物処理システムを活用した処理方法で水質の向上が図れないか。
また同時に処理コストの削減を両立できないかとの思いからです。
水質の向上については特にリンや窒素が大きな課題で国土交通省からも今後更なる規制が想定されます。
この高度生物処理は、バチルス菌の優占化による疑似嫌気・好気活性汚泥法というものです。
難しい話は省きますが、効果としては、悪臭発生が抑制される。
汚水の負荷変動に強く、安定した処理ができる。
嫌気・好気活性化汚泥法の採用により、窒素やリンの除去率が向上する。
糸状菌によるバルキングの発生を抑制する。
個液分離と脱水性が向上するなどです。
当然費用対効果の検証が大事になってきますが、すでに全国でいくつかの地域で実証されています。
今後、このような高度生物処理システムを導入することによって市民の税金が少しでも使われずに済むのであれば是非とも推進していきたいと考えています。
水は人間にとって、切っても切れない関係であることから自身の研究テーマの一つとしてこれからも注視していこうと思います。