会議:令和2年9月次期総合振興計画基本計画審査特別委員会 / 開催日:2020-09-15 / 役職:委員(次期総合振興計画基本計画審査特別委員会) / 出典:さいたま市議会 会議録検索システム
地域包括ケアシステムと地域包括支援センターの圏域
◆神坂達成委員 それでは、松下委員に続き、お伺いをさせていただきたいと思います。
同じ132ページです。
ただいま地域包括ケアシステムということでお話がありましたけれども、地域包括ケアシステムを具現化しなければいけないということで、現状と課題に記入をされております。
その中で、本当に課題を解決していこうと思うと、私は、今の地域包括の数では足りないというふうに考えています。例えば、中学校区ぐらいの細かい形での、愛称がシニアサポートセンター、それぐらいの圏域を作っていかないと具現化できないのではないかというふうに思っているんですけれども、まず教えてください。
◎いきいき長寿推進課長 ただいまの神坂委員の御質疑にお答えをいたします。
まさに委員御指摘のとおり、地域包括支援センターの圏域においては、現在27、さいたま市では設けておりますけれども、やはり、当然キャパシティーと言いますか、高齢者人口の増に従って我々は体制を見直さなければいけないタイミングが訪れるものと認識しております。
しかしながら、現在の27の地域包括支援センター、シニアサポートセンターについては、制度発足以来、住民と長きにわたりまして信頼関係を構築してきた経緯がございますので、簡単に圏域を分かつ、もしくはシニアサポートセンターを増設する、単純な方法ではいかないと、そういった考えも併せて持っている次第です。
もう一つ加えさせていただきますと、先日、議案外質問でも御質問をいただきましたけれども、基本的に、そこに信頼関係という強固な絆はございますが、まさに競争性、黎明期から次のステージに地域包括支援センターが移るという見極めが必要だと思いますので、そこにおいては、新たな競争性を導入することも、今後研究の一つとさせていただきたいと考えております。
認知症施策のパッケージ化とオレンジサポーター
◆神坂達成委員 よく分かりました。
具現化していく中で、理想と現実、当然あると思いますので、そのはざまで、どう変えていくか、これが本当に大きな課題であろうというふうに私も思っています。
特に、例えば、これから認知症が圧倒的に増えてきます。今、さいたま市では、この認知症の施策、様々取組は進めていただいておりますけれども、なかなかパッケージ化されていないような気がしてなりません。
例えば、実施計画の中では、オレンジサポーターをどんどんつくっていこうということでの計画が打ち出されて、さいたま市では多分7万人ぐらい養成がなされています。
でも、この7万人は一体何をするのか、こういったことがはっきり示されていませんね。また、認知症の保険、こういったことについてもパッケージ化されていない。こういったことを、トータルでどうしていくのか、まちとして認知症の方々をどう見守っていくのか、支えていくのか、触れ合っていくのか、こういったことがパッケージ化をしていかないと、なかなか見えてこないのではないかなというふうに思いますけれども、見解をお聞かせください。
◎いきいき長寿推進課長 引き続き、神坂委員の質疑にお答えをします。
委員御指摘のように、認知症の施策についてパッケージ化という御提案をいただいているところでございます。
まず、施設運営の基本的な総合的な計画でございます新たなさいたま市総合振興計画の中で、高齢福祉分野の取組を引き続き推進してまいりたいと考えております。その中でも、認知症については、誰もが何らかの形で関わる病気として多くの人々が発症する可能性がございます。
このため、認知症について正しい理解を深めていくためには、委員御指摘のとおり、認知症施策を総合的、体系的に実施していくことが重要と認識しております。施策間の連動性、そういったものを今後も意識していきたいと考えておりますが、施策の推進に当たりまして、昨年度、医療・介護関係者のほか、有識者、家族会、公募委員などで構成いたします認知症の人に優しい地域づくり推進委員会を設置しまして、市の認知症施策の現状や今後の取組について、委員の皆様から御意見を伺ったところでございます。
残念ながら、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響もございまして、第1回目の委員会を書面での開催とすることにしております。
現在、開催するのも間もなくでございますけれども、同委員会における意見交換を踏まえて、新たに、認知症施策推進大綱の共生と予防の考えに基づいた認知症施策推進計画を、第8期高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画と一体的に策定する予定となっております。
現在のところ、正しく基本的な認知症に対する知識を御理解いただき、認知症の人や家族を支援する認知症サポーターの養成といった、地域や職場で認知症の人やその家族を支える様々な取組を実施しておりますが、各事業の推進に当たりましては、同委員会の意見を踏まえながら、さらに多くの市民が関心を寄せてくださるよう施策を展開してまいりたいと考えております。
今後、認知症高齢者がますます増えていく中で、住みなれた地域で安心して暮らせることは、大変重要な課題でありまして、認知症の人や家族の視点に立った取組を今後も進めてまいりたいと思っております。
◆神坂達成委員 ありがとうございます。
厚生労働省では、オレンジサポーターを100万人つくっていこうということで、さいたま市に人口が1%住んでいるとすると、1万人でいいわけですよね、オレンジサポーターの養成は。だけれども、その7倍もいる。これはすごい地域資源だと僕は思うんです。どこよりもはるかに大きな地域資源を持っている中で、こういった方々を活用して、どう具現化していくというのは、これから本当に大きな課題だと思いますので、大変だとは思いますけれども、ぜひともその辺の視点も取り入れていただければと思います。
待機児童と保育需要の予測
◆神坂達成委員 どうぞよろしくお願いします。
私のほうからは、139ページの待機児童1点だけについてお伺いしたいと思います。
様々、今まで先ほどからるるお話がありました。その中で、現在さいたま市が待機児童数、全国の市区町村で1位になったということが大きな焦点として上げられているわけですけれども、私、一つは、さいたま市の需要予測がかなりぶれたことが原因ではないかというふうに思っています。
私、6年前ぐらいにもやっぱり保健福祉委員だったときに、さいたま市の待機児童、本当にやばいですよというお話も何回もしました。その中で、需要予測をしていますので大丈夫です。あのときは、しあわせ倍増プランで前倒ししてやっていくので待機児童解消できますと、こういうお話がずっとあったと思いますけれども、なかなか解消できなかった。
先ほど、また昨日もお話を来て進めていく中で、まちづくりが進んでいますとか、女性の就業率が高まっていますとか、また市のブランドイメージが高まったことによっていっぱい流入してきた、こういった条件も様々当然あるとは思いますけれども、そこには一つやっぱりマーケティングのミスがあったのではないかというふうに思いますけれども、ここの点についてまず教えてもらえますか。
◎のびのび安心子育て課長 神坂委員の御質疑にお答えいたします。
保育所整備が保育需要とのバランスということでございますが、さいたま市の現状といたしましては、推計しております保育需要に対しまして、特にゼロ歳から2歳でございますが、目標値には大幅に達していない状況にございまして、待機児童が多く生じている状況にございます。
◆神坂達成委員 じゃなくて、さいたま市の需要予測、子供のニーズの、そういった予測がちょっと根本的にどこか狂っていたところがあったんじゃないかなというお話なんです。
だから、需要予測というのは、ただ子供の数だけで、今、今年何人生まれて、昨年何人生まれたからこれぐらいの予測ありますよという予測だけじゃなくて、様々な要素が加味されるべきだと思うんです。例えば、緑区だと美園地域開発していますよとか、マンションがどんどん建っていますよとか、いろんな予測があった上で、需要予測というものが当然立てられるべきだというふうに思っているんですけれども、今回、当該計画を立てるときに、当然需要予測というのもあったと思いますけれども、その需要予測はどのようにして立てられたものですか。
◎のびのび安心子育て課長 ただいまの御質疑にお答えいたします。
次期総合振興計画基本計画の策定に当たりましては、令和元年度に策定いたしました第2期さいたま子ども・青少年のびのび希望(ゆめ)プランにおけます保育需要推計を参考としているところでございます。
当該プランにおけます保育需要につきましては、就学前児童の人口推計値、共働き家庭に属します就学前児童の割合の推計値、共働き家庭に属する就学前児童のうち、保育施設の利用を希望する児童の割合の推計値、この三つを乗じて算出したものでございます。
推計しました保育所に対しましては、認可保育所、認定こども園のほか、地域型保育事業、ナーサリールーム、家庭保育、企業主導型保育所などの多様な受皿により供給していくという形で推計しているものでございます。
◆神坂達成委員 その推計をもって令和4年4月1日には待機児童ゼロになるよという先ほどお話があったと思います。
今回、補正予算も大幅に組んで、かなりの待機児童解消に資するというふうに私自身も思っています。多分、来年は相当減るであろうというふうに思っていますけれども、来年どれぐらいになる予測ですか。
◎のびのび安心子育て課長 ただいまの御質疑についてですが、待機児童の具体的な推測を見通すことは大変困難であると考えておりますが、目標であります待機児童ゼロに向けて大きく前進するものと考えております。
◆神坂達成委員 具体的にはありますか。例えば100人は切るだろうとか、50人ぐらいになるだろうとか、予測に基づいてはどうなんでしょうか。
◎のびのび安心子育て課長 ただいまの御質疑についてですが、待機児童の算定に当たりましては、利用保留児童、いわゆる保育園を申し込んで入れなかった方の一人一人の状況を精査しながら、最終的にカウントしたものが待機児童になるといったところもございまして、実際、申込みを受けて、その辺の審査をし、一人一人の状況を確認した上でないと、なかなか具体的な数字を申し上げるのは難しいかなと考えておりますが、大きく減少するものではないかというふうには考えているところでございます。
◆神坂達成委員 分かりました。
そうしますと、先ほど4年の4月にゼロになりますよというのは、かなり現実味がなくなっちゃうわけですよね、3年間に。その辺はどうなのですか。さっき御答弁されたわけですよね、そうやって。それはある程度の推計があって、これぐらい減るだろうという想定があって、そういうお話なのかなと聞いていて思ったから聞いたんですけれども。
◎のびのび安心子育て課長 ただいまの御質疑についてですが、ゼロに向けて取り組んでいるといったところでございまして、ゼロに向けて大きく前進するというふうに申し上げさせていただきましたが、ゼロを達成する根拠という形でお示し、答弁させていただいたというわけではございませんでした。
◆神坂達成委員 なるほど。分かりました。これ以上お話ししてもあれなので、私自身は感覚としては、来年は待機児童が相当減るだろうと。その中で、ぜひ令和3年度の末までに待機児童を何としても解消してほしいと、それが保育園に入れない人たちの保護者にとっての願いでも当然ありますし、様々それまでも議論がありましたけれども、まずは入れる、子育てのそういった場を提供する、それが第一だと思いますので、ぜひとも推進をして、待機児童ゼロにしていただきたいということを申し上げて、私の質疑を終わります。

