会議:令和2年9月決算特別委員会 / 開催日:2020-10-02 / 役職:委員(決算特別委員会) / 出典:さいたま市議会 会議録検索システム
新型インフルエンザ対策事業(感染防護服の廃棄処分と備蓄)
◆神坂達成委員 神坂でございます。今回、決算特別委員会初登場なものですから、ちょっと緊張してしまいました。すみませんでした。
それでは、私のほうからは、ちょっと気になったところをまず確認させてもらいたいと思いますけれども、150ページの上段ですか、新型インフルエンザ対策事業、これ3番では、感染防護服、使用期限が切れたため、廃棄処分をしたというような記載がございました。御存じのとおり新型コロナウイルスが猛威を振るう中、防護服が非常に足りないと、こういったお話もございましたけれども、この廃棄処分、いつされたのか、どの程度廃棄をしたのか、お聞かせいただきたいと思います。
◎地域医療課長 お答え申し上げます。
感染防護具につきましては、3月4日の時点で1,000、廃棄をしてございます。こちら使用期限が切れたということで廃棄したものでございます。
◆神坂達成委員 今、多分回答を聞いて、全ての委員の方がもったいないなというふうに思ったと思うのですね。これ使用期限というのは何年ぐらいあるものなのですかね。
◎地域医療課長 お答え申し上げます。
使用期限については、明確に定まったものではないというふうにお聞きしてございますけれども、約5年というふうに聞いてございます。こちら破棄したものは、実は平成20年という少し古いときに買っていたものでございまして、確認をして、使えそうなものは使うというような対応もしてございます。それも含めて帰国者・接触者外来に850、また、保健所に400という数を提供してございました。
◆神坂達成委員 提供したのは当然分かっているのですけれども、その1,000枚を捨てたのがもったいなかったのではないかと。ちょっと判断を誤ったのではないかと。まして使用期限があるわけではないという今お話しされていましたよね。もう少し持っていてもよかったのではないでしょうかね。もう当然、4月7日でしたか、緊急事態宣言が発令されて、それ以前からも様々なコロナウイルスというものがあったと思いますけれども。もう一回教えてください。
◎地域医療課長 お答え申し上げます。
使用期限がないと申し上げましたが、一方で、例えばゴムの部分とかが劣化をしていてなかなか使えないというものでございましたので、破棄したということでございます。今後とも、委員御指摘のとおり、使用できそうなものというのはもちろんきちっと確認をして使用してまいりたいと、そのように考えてございます。
◆神坂達成委員 そうしますと、今回破棄したのは5年前に買ったやつなのかな、10年前に買ったものを持っていたと。1,000枚廃棄をしたと。
その2番のほうには、抗インフルエンザ薬と一緒に感染防護服も購入をしましたということで記載されております。これどれぐらい備蓄されたのか教えてください。
◎地域医療課長 お答え申し上げます。
まず1点目でございます。廃棄したのは10年前の個人防護具を廃棄したということでございます。
続きまして、2番の備蓄というところでございますが、すみません、表現が分かりにくくて大変恐縮でございますが、2番の感染防護具や抗ウイルス薬の備蓄ということにつきましては、備蓄をするための保管料でございまして、購入したという意味ではございません。
一方、3の感染防護具の購入と廃棄処分というところで申し上げますと、感染防護具につきまして1,000セットを購入したというところでございます。加えてサージカルマスクについては、緊急的に購入したところも含めまして、約13万枚購入をいたしております。
予防接種事業(ヒトパピローマウイルスワクチン)
◆神坂達成委員 分かりました。
ちょっとこれ記載方法を変えたほうがいいですよね。どう考えてもインフルエンザ薬を買った、備蓄したというふうに、どう読んでも取れますので、ちょっと内容が違うのかなと。倉庫代だったということで、分かりましたので、次に移りたいと思います。
次に、ページ数で申し上げますと、152ページ下段です。
予防接種事業についてお伺いしたいと思います。
特に今回は、ここに資料が記載されておりますけれども、ヒトパピローマウイルスについてお伺いをしたいと思います。今回の令和元年の接種が269人ということで記載をされております。まず、平成25年に国の通知によって、積極的な勧奨が中止をされたということがあるかと思いますけれども、前年と積極勧奨を中止する前の差というか、どの程度あるのか、分かったら教えていただきたいと思います。
◎疾病予防対策課長 お答えを申し上げます。
積極的勧奨、これを控えるという形で厚生労働省から勧告がございましたのは、これは平成25年6月でございましたけれども、ちょうど私の手元にございますけれども、接種件数といたしましては平成25年度の数で申し上げますと、2,632件でございました。その後、平成26年度、翌年138という形で、積極的勧奨を控えた翌年から件数としては下がっているところでございます。
それで、直近の数字でございます。先ほど委員からもございました269人でございますけれども、前年度の平成30年度は160人、平成29年度は94人ということでございまして、少しずつ件数は伸びておるという、事実といたしましてはそういう状況でございます。
◆神坂達成委員 この子宮頸がんについてですけれども、日本婦人科学会のホームページを拝見をしましたところ、子宮頸がんは年間約1万人が罹患をすると。そのうち2,800人が亡くなっているということでの記載をされておりまして、特に若い女性の罹患率の高さ、これが問題として定義をされておりました。
また、その中で国のワクチンの分科会を確認をさせていただきましたけれども、既に全国97自治体でリーフを学校で配布をしたりとか、個別でのはがきを送付をしているというようなことがございます。当然、平成25年6月の積極勧奨の中止という通知を超えるものはまだ出てなかろうかというふうに思いますけれども、このHPV接種に関する市の実施状況について教えていただければと思います。
◎疾病予防対策課長 お答え申し上げます。
平成25年6月、今ほど委員からも御紹介ありましたように、その際に積極的勧奨をすべきではないという形になって以降、本市では、いわゆる個別勧奨というものは行っておりませんでして、一方、定期予防接種という形で、これは継続して、法に位置づけられたものでございますので、接種の機会ですとか、こういった場所で受けられるですとか、そういった費用、そういったところにつきましては、市報、それから問合せがあった場合に各区の保健センター、そういうところでは案内をさせていただいているところでございます。それから、ホームページにも掲載をさせていただいているところでございます。
ただ、一部の自治体で個別にパンフレット等を送付しているということも聞き及んではございますけれども、国のQ&Aによりますと、例えばそういったリーフレット等を各家庭に送ることについて、これは積極的な勧奨に該当するというふうに、この質疑応答集で記載されてございますので、私どもとしては、この厚生労働省からの勧告を遵守するという形で、今のところそういった個別の勧奨は差し控えさせていただいておるところでございます。
◆神坂達成委員 私、接種をするかしないかというのは、当然個人の判断であり、また、保護者の判断であるというふうに思っていますけれども、ただ、危惧するのは、この公費による接種であることを知らない人が多くなっているのではないかということを心配しているのですね。既に受けるか受けないかを判断する以前に、その情報がなければ判断のしようがないというふうに考えます。国の検討部会においても、このHPVワクチンの検討を判断するための有効性、安全性に関する情報や接種を希望した場合における必要な情報提供を自治体がするべきであるということが最新のワクチン検討部会でも公表されているわけですね。
特に、例えばこのさいたま市の近隣であれば、お隣の朝霞市とか和光市、こういったところでも既に通知をされていたりとか、政令市であれば、千葉市でも行っていたりとかということがあるわけですね。隣の地域でそういった通知があって、情報を得ることができて、さいたま市にいると情報を得ることができない。ちょっとこういったところはどうなのかなというふうに思いますけれども、この辺について昨年検討されたのか、これ以前にね、検討されてきたのであれば教えていただきたいと思います。
◎疾病予防対策課長 お答え申し上げます。
私どもといたしましても、このHPVワクチンというものが定期予防接種の項目として上がっているということ、それから、こういった接種の機会があるということにつきまして、きちんとした形で市民に対して必要な周知というものは行うものは必要と考えてございます。ただ一方で、平成25年6月の勧告というものがまだ生きている状態でございますので、私どもとしてはそれを遵守をさせていただいているところではございます。
しかしながら、令和2年9月に、先ほども御紹介ありました厚生科学審議会の部会の中で、これまで行ってきた情報提供というものが十分に、例えば副反応の話でございますとか効果でありますとか、そういったところも含めて十分に行き渡っていなかったのではないかということで、リーフレットの改定というものをこれまで重ねてきて、ようやく先般、9月の検討部会でも一定の取りまとめが行われて、情報提供というものを自治体にするように、自治体に対して通知してはどうかと、これは専門家としての意見が出たところでございます。これに基づいて、今後、国から、今、勧告が出ている状況でございますけれども、勧告の取消しになるのか新たな勧告になるのか分かりませんけれども、国から何らかの通知がなされた段階で、またきちんとした周知というものは、国の指針にのっとって行ってまいりたいというふうに考えてございます。
◆神坂達成委員 ありがとうございます。
特にこのHPVのワクチン、接種する期間が短いですね。例えば小学校6年生から高校1年生の間の約5年間しかないわけですね。この間に情報を得られなければ、そのまま接種をせずに終わってしまうと、公費での接種ができないという形になってしまいますので、ぜひともしっかりと、当然、国の指針に基づいて進めなければいけないというふうには思いますけれども、対応を進めていただきたいと思います。
その対応の中で、ちょっと私気になって、市のホームページも拝見したのですけれども、市のホームページでは、いきなり冒頭に、積極的にはお勧めしていませんと黒字で書いてあるわけです。まず、冒頭こうやって積極的にお勧めはしていませんという、まず大前提が出るべきなのか。例えば千葉市なんかですと、そのHPV、子宮頸がんワクチンに対する説明がずっと書いてあって、それを理解した上で、これは積極的にはお勧めしていませんよとかという記載になっているのですね。ちょっと分かりづらいというか、なかなかそこにたどり着かないというか。PDFで確かに貼りつけてあるのも見ていますけれども、ちょっともうあれを読んだだけで、ああもう私はいいやというふうになっちゃうのじゃないかなと危惧したのですけれども、こういったホームページも検討されたのか聞きたいと思います。
◎疾病予防対策課長 お答え申し上げます。
ホームページ、御覧になっていただいたところだと思うのですけれども、確かに冒頭のところの黒字の中で、定期接種を積極的に勧奨すべきでないというような文言もありつつ、今の段階で国のほうで作成しておりますリーフレットのPDF等は貼りつけてはございますけれども、もしかしたら委員御指摘のように十分にそういった趣旨が見ている方に伝わっていないのかもしれません。そこのところは私どもとしましても、今後必要な見直しというものはあり得るのかと思っておりますけれども、今までもホームページの記載につきましては、いろいろな方から御意見いただいた中で、それでちょっと項目の順番を変えたりですとか、見出しの中身を変えたりですとかいうことはさせてはいただいておったのですけれども、そういったところにつきましては、適宜分かりやすい書き方というものは、段階ではその25年の国の勧告で出されている範囲内で、これは分かりやすい形では、修正は今後もしていくことは考えてはございます。
それに加えて、国から今後、令和2年9月の審議会に基づいた新たな数字ですとか方針が国から示されましたら、そこに基づいて、また周知の方法についても検討してまいりたいというふうに考えてございます。
児童相談等特別事業(虐待通報への対応と一時保護のキャパシティー)
◆神坂達成委員 ありがとうございました。
ぜひともホームページの見直しのほうはお願いしたいと思います。
あと、またPDFを貼りつけているだけだとなかなか分かりづらくて、例えば横浜市なんかだと表紙ごとちゃんとPDFで開けるようにしてあったりとか、今、国では読みやすい、分かりやすいといったようなリーフレットも、概要版だとか様々、案として出されておりますけれども、ああいったものをしっかりと進めていただきたいなということを申し上げて、次の質問に移りたいと思います。
次は、私、最後の質疑になります。
ページ数で申し上げますと、182ページ上段です。
児童相談等特別事業についてお伺いをしたいというふうに思います。
この件につきましては、2月の予算委員会の総括質疑でも取り上げさせていただきました。今、児童虐待が大変に増えていると。昨日の新聞でも、最悪の状態であるということが報道されておりましたけれども、このコロナ禍においても増えている。それ以前からも、昨年からもずっと増えていく中で、令和元年度の通報件数は資料によりますと3,267件、そのうち保護に至った件数は442件ということでいただきました。
その中でまず教えていただきたいのは、この児童相談所に通報がありますね、例えば警察から通報がある、189で通報がある、また、区役所にある、児相に直接電話がかかってくる。まず、電話がかかってきたらどういうふうに対応されるのか教えていただきたいと思います。
◎南部児童相談所長 ただいまの神坂委員の質疑にお答えいたします。
児童相談所にまず虐待通報がもたらされた場合、通常、緊急受理会議というものを招集いたします。その中で通報の中身、児童、保護者、家庭状況、過去の相談歴等を情報収集いたしまして、緊急の一時保護の必要性を速やかに、緊急アセスメントシート等を活用して検討いたします。その上で48時間以内に児童の安全を確認いたしまして、児童相談所が引き続き対応をするものについてはそのまま対応いたしまして、そうではなくて、区の支援課や保健センター、学校等への支援、見守りを依頼するものについてはという形になります。
ですので、通報をいただいた場合は、まず所内で緊急受理会議を、緊急性の判断をして、緊急性が高い重篤な事案であると判断した場合については、その日のうちにというか、数時間のうちに現場へ急行いたしまして、お子さんの安否を確認して、場合によってはその場でのお子さんの保護という対応を取らせていただきます。
◆神坂達成委員 分かりました。
そうすると、1日10件程度、約20件ぐらいあるということなのかな、3,267件ということを考えると。かなり数があるなというふうに思いました。
その中で当然に保護に至らないケースもあるでしょうし、ちょっと事実と違うような事案もあるかもしれません。私、何人かから、児童虐待だと思われて、実際に子供を連れていかれて、どうしたらいいという相談を幾つか受けたのですね。それは、その方には、当然、子供の命を守るためにそういうのがあっても当然だと。私はそれは賛成だというふうには伝えましたけれども、実際に電話がかかってきて、どういう分類分けをしていいのか分かりませんけれども、そうだった、またそうではなかった、様々な判定があるのかどうか分かりませんけれども、その割合というのがあれば教えていただきたいのです。マルなのか、バツなのか、三角なのか分かりませんけれども。何かそういう分類、割合ってありますか。また、3,200件のうち四百四十数件は実際に保護に至ったわけですよね。それ以外の形というのはどうなったのかということです。
◎南部児童相談所長 ただいまの御質疑についてお答えさせていただきます。
まず、一時保護、通告に対して一時保護をした件数につきましては、一時保護所、それ以外の一時保護委託を含めまして681人ということで、20.3%ということになります。それ以外の通告につきましては、在宅での指導ですとか、そのままの今回の確認してから処理とかということでございますが、すみません、こちらのそれ以外の程度によっての内訳については、今ちょっとこの場ではできませんので、申し訳ございません。
◆神坂達成委員 分かりました。
それで、もう一つお伺いしたいのは、これも予算委員会の総括質疑で聞かせていただいて、この一時保護とかどんどん増える中で、さいたま市はそのキャパが足りているのかということを質疑させていただきました。そのときには、市長のほうから、一時保護所、23人から44人に昨年増加しましたよというような御答弁もいただいたわけでございます。また、足りなければ、静養室だとか相談室だとか、こういったところを使って対応していますということで御答弁をいただいておりますけれども、今回コロナを過ぎて、様々な増えていく中で、本当にキャパが足りているのか。例えば里親で預かってもらっていますよということで、里親のキャパは超えていないのかどうか、昨年超えなかったのか。また、児童養護施設のキャパの中で収まったのかどうか。これをお聞かせください。
◎南部児童相談所長 ただいまの御質疑についてお答えさせていただきます。
令和元年度の実績につきましては、先ほど申し上げました保護全体681人のうち、一時保護所による保護が410人、そして里親委託等が164人と、その他乳児院施設等で合計269人ということですので、全体の39.5%が一時保護所以外での保護ということになっております。
参考までに申し上げますと、里親委託に関しましては、前年度比30人ほど一時保護委託の数が伸びておりまして、これまで登録している里親さんの中から、措置は、お子さんの正式の措置に里子委託していない里親さん等に一時保護委託という形で緊急にお願いしたりという例もございまして、既存の里親さんの、言い方はあれですけれども、この開拓というような形でお願いをしたりという形で、一時保護については伸びているような状況でございますし、今後また里親委託を推進していくという国の指針に照らしまして、里親委託については、コロナ禍でなかなか募集とか研修が進捗がうまくいかない面もありますが、今後進めていきたいと考えております。
◆神坂達成委員 分かりました。
国の指針に従って里親のほうにお願いをするということであると思いますけれども、しかしながら、里親のほうにも限界はあると思うのですね。これからますますこの通報が増えていったりした場合に、足りなくなったらどうするのだと。子供の命の問題ですので、本当にそこで施設が必要であれば、ちゅうちょなく増設をしてほしいですし、そこに職員が足りないのだったら、増やしてほしいですし、ぜひともそういったことをお願い申し上げまして、私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。

