4、スポーツ都市に資するグラウンド整備について(平成28年6月議会一般質問)

(1)屋外スポーツ施設の夜間照明設置について


○神坂達成議員 次に移ります。スポーツ都市に資するグラウンド整備について伺います。
さいたま市はスポーツ振興まちづくり計画の中で、日本一スポーツで笑顔あふれるまちの実現を掲げています。また、市長は御自身の著書でも、さいたま市を日本のスポーツ首都と言われるほど発展させたいと記されております。私も全くの同感です。しかしながら、昨年6月にさいたま市が行ったスポーツに関する市民意識調査では、スポーツ施設の設置状況に満足している方は約1割しかおらず、スポーツ施設の増加を望んでいる方は約5割にも上ることが明らかとなりました。一方で、厳しい財政状況が続く中、多額の費用をかけて施設建設には限界があるのも事実です。そこで、限られたスポーツ資源を効果的にフル活用する工夫が求められます。
過日、市長は御自身のSNSで、早稲田大学原田教授著「スポーツ都市戦略」でさいたま市の取り組みが紹介されているので、ぜひ読んでほしいと推奨されておりましたので、早速読んでみました。感想としては、本市のスポーツ都市戦略における教科書的な位置づけであることを強く感じました。その教科書とも言える著書の中で原田教授は、するスポーツと施設の相関性について、以下のように言及されております。スポーツに参加する人をふやし、施設をフル活用することによって施設経営を安定させて、地域活性化を促進することが可能であると、現有施設のフル活用の重要性を記されています。市民のライフスタイルが多様化する中で、スポーツを楽しむ人は休日や昼間だけではありません。夜間でもグラウンドを利用できるようにすれば、スポーツ施設の建設と同じような効果が期待できると私は考えます。そこで、政令市の屋外スポーツ施設における夜間照明の設置状況を調査してみました。こちらをごらんください。

少し小さくて見づらいかもしれませんけれども、さいたま市は、屋外スポーツ施設数では、20政令市中、第8位でした。夜間照明の設置数では第13位となっていますが、フル活用を視野に入れたとき、夜間照明の設置率では第17位という悲しい結果が浮かび上がってまいりました。本年3月に改訂されたスポーツ振興まちづくり計画の素案に対するパブリック・コメントでは、スポーツ施設をふやしてほしいという意見が寄せられ、市はスポーツ施設の整備運営に関する指針を策定する中で調査研究を行っていくとの方針を示しています。また、この計画では、小中学校の夜間照明の整備を主要事業に位置づけ、屋外スポーツ施設への夜間照明については言及されておりません。日本一スポーツで笑顔あふれるまち、スポーツ首都を実現するため、小中学校だけでなく、屋外スポーツ施設についても夜間照明の設置を計画的に推進すべきと考えますが、見解をお聞かせください。また、スポーツ施設の整備運営に関する指針へはどのように位置づける予定であるのか、本市の見解をお聞かせください。
○金子康スポーツ文化局長 神坂達成議員の御質問の4、スポーツ都市に資するグラウンド整備について、(1)屋外スポーツ施設の夜間照明設置についてお答えいたします。
まず、小中学校だけでなく、屋外スポーツ施設についても夜間照明を計画的に設置することについてですが、現在本市では、野球、テニス及びサッカーなど、夜間にスポーツができるよう大和田公園や堀崎公園など幾つかの公園に夜間照明を設置しています。これらの施設に関しては、夜間時の稼働率が高いことから、利用者ニーズがあることは認識しております。しかしながら、市街地にある屋外スポーツ施設に夜間照明を設置する場合は、周辺の住環境への配慮をする必要があります。また、郊外の河川敷等にある屋外スポーツ施設の場合は、夜間照明により自然環境へ影響を及ぼさないよう配慮する必要があるなど、夜間照明の設置に当たってはさまざまな課題がありますので、これらの課題を整理する必要があると考えています。
そこで、本年度策定予定のさいたま市スポーツ施設の整備・運営に関する指針についてですが、本指針は、市内におけるスポーツ施設の整備や運営のあり方を調査検討し、より効率的かつ効果的なスポーツ施設の整備、運営を図ることにより、本市のスポーツ環境をより一層向上させることを目的としています。本指針では、スポーツ施設の現状と課題を整理し、施設整備及び管理運営の方向性を検討するとともに、市民が利用しやすいスポーツ施設を実現するための事業手法等を検討し、これらを推進するための現実的で具体的な取り組み内容とか体制、スケジュールなどを提示することとしております。
議員御指摘のとおり、厳しい財政状況が続く中で、まずは限られたスポーツ資源をフル活用することによりスポーツに参加する人をふやし、施設経営の安定や地域活性化の促進を図ることが非常に重要であると考えます。また、このことは本市が掲げている成人の週1回以上のスポーツ実施率の向上にも大きく貢献するものと考えます。そうした観点からも、屋外スポーツ施設への夜間照明の設置につきましては、スポーツ施設の整備・運営に関する指針において、スポーツ施設の有効な活用方策の一つとして位置づけ、調査研究を行い、課題を整理してまいりたいと考えております。
○神坂達成議員 それでは、再質問させていただきます。
さまざまな環境がある、問題がある、これは私も重々承知です。しかしながら、さっき言ったように他政令市では既にもう進められているわけです。さいたま市は、スポーツ都市を目指すと言いながらも17番目である。このいろいろな課題は全政令市共通だと思います。さいたま市だけできないということは、私はないと思います。考えてみてください。例えば荒川総合グラウンド、夜仕事が終わって、サッカーや野球やソフトボール、楽しめる人たちがたくさんいると思います、夜間照明を入れれば。そうした状況の中で、まずやろう、実際に市長が目指しているスポーツ首都を実現しよう、この構想をしっかり進めるのであれば、まずやることを前提に私は進めるべきだと思います。先ほど述べましたけれども、市民意識調査ではスポーツ施設に満足していない。満足しているよという人は、たった1割しかいないのです。CS90というのを今さいたま市やっていますけれども、逆に、今、CSマイナス90状態なわけです。それをしっかりと推進していく、この市民意識調査、これをしっかりと認識していく。また、5割以上、半数以上のさいたま市民の方々が「スポーツ施設増設してよ」と言っているわけです。この意識調査について、市はどのように考えていますでしょうか。答弁をお願いします。
○金子康スポーツ文化局長 神坂達成議員の再質問にお答えいたします。確かに御要望は、私ども、じくじたる思いで認識しているわけなんですけれども、とりあえず今のところ、整備方針を固める中で並行して、施設については他部局にまたがることもございますので、他部局とも連携しながら前向きに取り組んでまいりたいと考えております。
○神坂達成議員 市長が贈られました本田宗一郎の言葉を市の職員の皆様にしっかりとお贈りさせていただきたいと思います。