1月30日(木)~31日(金)で札幌市に視察に行ってきましたのでご報告します。
視察地は、札幌市役所・北海道庁に伺いました。
調査項目は以下の通りです。
【札幌市役所】
1.札幌国際芸術祭について
(1)札幌国際芸術祭開催の経緯について
(2)札幌国際芸術祭の特徴について
(3)推進体制と準備状況について
(4)プレイベントの実施状況と成果について
(5)事業費の見込みと内訳について
(6)期待される効果について
【北海道庁】
2.北海道市場化テストについて
(1)市場化テスト導入の経緯について
(2)これまでの取り組みについて
(3)これまでの実績と評価について
(4)今後の取り組みにつて
参加者は、公明党さいたま市議会議員団より5名が参加しました。
さいたま市では、今後、仮称「さいたまトリエンナーレ」が平成28年度に予定をさせており、先進都市の実施状況を把握し、問題点や課題点も含め実態を掌握しておくことが、行政チェック機能である議員に求められてくるからです。
また、北海道市場化テストについては、行財政改革の柱としてコンパクトなさいたま市を構築する上で必須条件と言える重要事項です。官から民へと事業の委託を推進する中で、先進都市事例としての勉強目的で伺わせていただきました。
札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、平成26年度に札幌国際芸術祭が開催予定です。
本芸術祭は、文化芸術がより一層市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えると共に、札幌の様々な資源を活かした次世代の新たなライフスタイルやクリエイティブ産業を創出する機会として、その都市の魅力を世界へ力強く発信されることでしょう。
具体的な取り組みでは、「環境負荷低減の取り組み」「ボランティアスタッフの募集と育成」「国際芸術祭交流施設の活用」「ミュージアム及び地域間ネットワーク」その他としては、「姉妹都市との交流」などです。
今後、これらの取り組み等を参考に、「さいたまトリエンナーレ」の開催に向け、議会質問を行ってまいりたいと思います。
北海道庁では、公共サービスの質の維持向上と行政運営の効率化を図るとともに、地域経済活性化につなげていくことを目的として、民間提案に基づいて道の業務を見直し、業務の民間開放を推進する「北海道市場化テスト」を平成19年度から実施しています。
「北海道市場化テスト」は、民間の皆様からの提案に基づいて、道の業務を見直し、業務の民間開放を推進していくシステムです。
市場化テストの対象業務として「民間開放すべきと考える道の業務」について、提案を募集するものです。
これらの取り組みは、聖域なき改革として知事部局すべてが対象とされ、実施されています。
これにより、職員数も1万9千名(平成17年度)から1万3千6百名(平成21年度)に削減されています。これからは総合振興計画を策定し更なる推進を展開するとのことでした。
北海道庁の取り組みは、さいたま市においても参考とするべき点は多いと感じました。
これらの取り組みを参考に、更なる調査研究を続け、さいたま市政発展のための一助とするべく議会で取り上げてまいりたいと思います。