がん先進医療の現場を視察

現代は、三人に一人ががんになり、5~10年後には二人に一人ががんになると言われる時代。さいたま市民の健康を守るという立場から、がん先進医療の最新の現場を見てきました。国内でがん粒子線治療が受けられるのは10施設。将来的には、さいたま市内で最先端のがん粒子線治療を実現したいと思っていましたが、その思いは実現しなければとの決意になってきました。

本年4月に鹿児島県指宿市に誕生した、がん粒子線治療研究センター「メディポリス指宿」、
メディポリス(Medipolis)とは「医療:Medical」と「都市:Polis」にちなんだ名称で、総合的な医療・健康都市の構築を目指すものです。
がん粒子線治療研究センターを先端医療分野の中核とし、予防医学をはじめとしてホリステック医療にも取り組み、患者さんの心のケアにも力を注ぎ、さらに世界初となる乳がんの粒子線治療を実現させるというものです。

    回転ガントリー(重さは180t)

粒子線治療の歴史は以下のように伺いました。
1954年 ローレンスバークレイ研究所(アメリカ)
1957年 ウブサラ大学(スェーデン)
1961年 マサチューセッツ総合病院MGH(アメリカ)
1979年 放射線医学総合研究所(千葉)
1983年 筑波大学
がんの外科手術と、がん粒子線治療の大きな違いは
切って治す→切らずに治す。
医師の腕に依存→良い装置(設備)
多くの専門医師(都会に集中)→高額な設備投資(地方でも可能)
がん専門病院→スタイルを選択できる病院、といったところでしょうか?

    陽子線治療室の内部(左の一人目が私)

いままでは切らなければ治らなかったがんを切らずに治すことができる、放射線治療ではよい細胞まで破壊してしまうが、粒子線治療では他の細胞を傷つけることなくピンポイントでがんを治療することができるというものでした。
今後は世界初となる乳がんの粒子線治療にむけた研究に取り組まれているそうですが、是非とも実現してほしい研究課題です。メディポリス指宿のスッタフの皆さまの成功を影ながらお祈りいたします。
但し、現段階では、高額な治療費が必要となるため、先進医療特約は不可欠になるのかも。