1.親孝行代行サービス事業について(北九州シルバー人材センター)
(1)事業開始の経緯及び事業内容について
(2)事業施策の効果について
(3)今後の課題等について

2.就学援助入学準備金の入学前支給について(福岡市教育委員会)
(1)事業開始の経緯及び事業内容について
(2)事業施策の効果について
(3)今後の課題等について

3.福岡市民防災センター(福岡市)
(1)施設整備の概要
(2)市民の利用状況等

1.親孝行代行サービス事業について
厚生労働省の資料によれば、平均寿命と健康寿命に男女とも10年の差があり、今後、平均寿命の延伸と共に健康な期間のみではなく、不健康な期間(手助けの必要な期間)も伸びることが予想されます。
 また、多くの高齢者は、できるだけ長く住み慣れた我が家で暮らしたいと思っており、少しの手助けがあれば自宅で暮らすことができる高齢者は、今後、ますます増加してきます。
今後、これらのことを踏まえ、本市においても広域的にシルバー人材センターを活用した親孝行代行サービスが必要になってくると感じました。また、特筆すべき点は、ふるさと納税を活用した返礼品として親孝行代行サービスを取り入れていることです。このシステムとサービスを本市においても導入できるよう2月の代表質問で取り入れる予定であり、ぜひとも実現しなければならない政策だと学ばせていただきました。

2.就学援助入学準備金の入学前支給について
本制度は、政令市において全国初の取組として始まった事業となっています。
子供の貧困対策を進めるに当たっては、世帯の生活を下支えする経済的支援は重要課題です。平成27年度、福岡市教育委員会では、小中学校に入学する子供を対象に支給する入学援助の入学準備金について、入学前の3月に前倒しで支給を始めました。入学準備金は、学用品や通学用品の購入費用として、小学校分で1人当たり2万470円、中学校分で2万3,550円が支給されるものです。通常7月以降の支給ですが、3月支給と変更されれば何かと物入りな時期なだけに、その意義は大きいと考えます。子供の貧困対策の一環として保護者に寄り添う施策として、本市においても導入できるよう議会で取り上げてまいります。

3.福岡市民防災センター
福岡市民防災センターは、いざというときのため、実際にいろんな災害を模擬体験し、防災に関する知識・技術・行動力を身につけていただく施設となっていました。
 本市においても、日頃からの防災意識啓発の重要性という観点からも重要な視点を学ぶことができました。特に本市においては、荒川氾濫時の水害に対する備えなど、更なる施設充実に向け、今後とも調査研究を続けてまいりたいと思います。