東京大学は、従来の4月入学を廃止して「秋入学」へ全面移行するとした素案を今年1月に発表しました。
背景には、外国の大学では「秋入学」が多いためグローバルな人材が集まりにくいとしています。教育で世界と同等の国際競争力を持つためには、大学の「秋入学」は必要な改革とのこと。
しかし「秋入学」となっても入試時期は従来通りのため、高校卒業から大学入学まで半年のズレができる。
大学の卒業についても「秋卒業」となれば来春の就職まで空白期間ができる。
その期間を東京大学は「ギャップターム」と名付けました。
その間、社会体験やボランティアなどに生かすこともできるが、経済的な負担も無視はできないと思われます。
また、学生にとって本当に有効な期間になるかどうか不透明な部分もあると思われます。
この「ギャップターム」を自分の事として考えたとき、きっと私などは試験が終わった解放感からリハビリ期間などと称してムダな時間を過ごしてしまうかもしれませんね。
今後の論議を見守っていきたいと思います。