平成24年8月3日、京都市サンサ右京(右京区役所)を行政視察してきましたので報告します。
今回の行政視察目的は以下の通りです。
1.サンサ右京について
(1)市民サービスに寄与する複合施設について
(2)区役所の跡地利用について
8月2日10時、京都市サンサ右京(右京区役所)に到着
全面ガラス張りで大変に明るく解放感のある造りが印象的です。
このサンサ右京は、右京区総合庁舎・右京地域体育館・右京中央図書館・交通局庁舎・店舗・56戸分譲マンションが複合化され、なおかつ地下鉄東西線延伸による新しい街づくりがされていました。
右京区の人口は約20万人、京都市の中でも大きな区です。
20万市民を支える整備コンセプトは、「人々が集いにぎわう右京区の新しい拠点づくり」「安心して住み続けられる持続性のあるまちづくり」です。
サンサ右京ジオラマ、手前が地下鉄入り口、右端は路面電車の嵐山線駅
今後、さいたま市においても大宮区役所をはじめ各種公共施設の老朽化による建て替えが検討される中で、公共施設の複合化への議論は必至です。
そういった意味でこのサンサ右京は先進的な区役所であると思われます。
さいたま市公共施設マネジメント計画によれば、新たな公共施設の設置は制限され、15%の公共施設の削減が予定されています。
しかし、さいたま市では私の住む緑区もそうですが体育館すらない区もあります。
今後、これらの問題を解決していくためには公共施設の複合化が必要不可欠となってきます。
必要な機能を必要なところに集約していく、そのためにも市民とのワークショップ等を通じた街づくりを行い、住んでよかった、これからも住み続けたい街を構築していきたい。
今回、勉強させていただいたことをもとに、新しいさいたま市の街づくりに生かすべく更なる調査研究を続けてまいりたいと思います。