平成24年8月3日(午後)京都市役所へ行政視察してきましたので報告します。
今回の行政視察目的は以下の通りです。
1.一人暮らし高齢者の全戸訪問について
(1)事業の経緯について
(2)事業の概要について
(3)見守り名簿における個人情報の取り扱いについて
(4)他部局との連携について
8月3日13時30分、京都市役所に到着
市内で7万人を超える一人暮らしの高齢者の家を訪問する「地域における見守り活動推進事業」では、地域から孤立しがちな一人暮らしの高齢者は、何らかの支援が必要な状態になっても周囲から気づかれにくく問題が深刻になってしまうことがあります。
そのため普段から地域で高齢者への目配りを行い、普段とは違う些細な変化(新聞が溜まってる・慣れた道で迷う等)に気づき地域包括センター等の専門機関へと連絡をしていただくことで、早い段階から必要な支援に結び付けることで問題の深刻化を防ぐというもので、市内61ヵ所にある地域包括支援センターがその情報を取りまとめます。
但し、高齢サポートの職員や民生委員には守秘義務があり、名簿の開示・活用が個人情報保護法の壁で簡単にできない状況などについてのご苦労もお聞かせいただきました。
少子高齢化の日本にあって一人暮らしのお年寄りは今後ますます増えることが推測されます。
その中で、孤独死の防止、悪質商法の被害を防ぐことや、認知症の早期発見は社会全体で考えなければならない時期に来ています。
今回の視察を通して、さいたま市で一人暮らしのお年寄りをどう見守っていくのかは大きな問題です。
今後さらに調査研究を続け、さいたま市らしいお年寄り見守り政策を提案していきたいと思います。
今回は、京都市保健福祉局・長寿社会部・長寿福祉課・地域包括ケア・在宅福祉担当課長の松尾晃一さまより詳細な説明をいただきました。
大変にありがとうございました。また大変にお世話になりました。