8月7日から釧路市、札幌市へ視察に行ってまいりました。
全国にあって両都市は先進事例となっており、その取り組みを調査研究するために伺わせていただきました。調査テーマにつきましては以下の通りとなっています。
≪釧路市≫
(1)釧路市生活保護自立支援プログラムについて
・生活保護世帯・人員・保護率の現状と特色
・自立支援プログラムの目的及び概要(特徴)
・自立支援プログラムの実績及び効果
・課題及び今後の方針
(2)釧路市における成年後見人に係る取り組みについて
・市民成年後見人推進事業の目的及び概要(特徴)
・成年後見センター事業の目的及び概要(特徴)
・施策の実績及び効果
・課題及び今後の方針
≪札幌市≫
(1)札幌国際芸術祭2017について
・前回の総括について
・前回の総括を踏まえた今回の開催経緯について
・今回の国際芸術祭の概要(特徴)について
(2)パートナーシップ宣誓制度について
・制度の目的、概要(特徴)
・要綱作成に至るまでの検討の経緯(LGBT当事者の関与など)
・宣誓の件数及び制度に対する市民からの反応
・LGBT相談窓口について
・LGBTに関する啓発に係る取り組みについて
・課題及び今後の方針
釧路市の釧路市生活保護自立支援プログラムについては、「日常生活自立」「社会生活自立」「就労自立」という3つの段階に分けて自立に向けた支援体制を構築していました。
その中で着実な成果をあげている取り組みは、本市においても参考となると感じました。
また、市民成年後見人推進事業や成年後見センター事業では、認知症、精神障害、知的障害等により判断能力が十分でない人の権利を守る制度です。
単身高齢世帯が急増する中で一人暮らしの親が認知症になったり、消費者被害に遭っていないか。
また、障害があり判断能力が不十分な子どもの将来にわたる金銭管理など様々な成年後見制度のサポート体制を学ばせていただきました。
更にニーズが高まる成年後見制度をどの様に本市で展開していくのか議会質問等を通して提案してまいりたいと思います。
札幌市では今回で2回目となる札幌国際芸術祭の取り組みを学ばせていただきました。さいたま市においても昨年初めてトリエンナーレを開催しましたが、様々な課題が浮き彫りとなる中、札幌市でも2回目の芸術祭の開催となりました。
1回目の課題を総括し今回の開催となった札幌市の取り組みは本市においても参考となる内容を学ばせていただきました。
また政令市で初めての取り組みとなったパートナーシップ宣誓制度については、LGBTに苦しむ人々に寄り添った施策が進められていました。
一人ひとりの人権が尊重され、個性や能力が十分に発揮できる社会の実現を目指し、さいたま市においてどの様な取り組みが求められているのか今後も引き続き調査・研究を進めてまいりたいと思います。