1.ノーマライゼーション社会の実現に向けて

1.ノーマライゼーション社会の実現に向けて
(1)重症心身障害者や強度行動障害者の受け入れ態勢強化のための支援策とレスパイトケア普及について
(2)障害者駐車スペースにおける合理的配慮へのコミットメントについて


○神坂達成議員 皆さん、こんにちは。きょう、朝出がけにテレビ見たら、私の星座はきょう最悪の日でなっておりましたけれども、しっかり頑張ってやりたいというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いします。
 まず、1、ノーマライゼーション社会の実現に向けて。
平成23年3月、さいたま市ではノーマライゼーション条例を制定し、平成24年4月より完全施行となりました。しかし、一方で、障害を持つ家族からは、いまだに悲鳴に似た相談や要望が寄せられています。この全国に先駆けて制定された条例を絵にかいた餅にしないため、以下質問させていただきます。
 まず、(1)重症心身障害者や強度行動障害者の受け入れ態勢強化のための支援策とレスパイトケア普及についてお伺いします。
 本年になって市内に住む女性の方よりお電話いただきました。内容は、お子様が重症の心身障害児であり、24時間、365日続く看護の中で、冠婚葬祭など近所で預けたくても預かってくれるところがないというものでした。もう一人のお方は、60代の男性で、奥様と2人のお子様がそれぞれ障害を持たれており、その看護は仕事しながらの御主人と年老いた祖母によって賄ってきたが、長男の強度行動障害の発症によって、今までの施設での受け入れが困難になり、かといって新しい入所施設を見つけることもできず、大変に困っているとのことでした。これらのケースでは、役所に相談しても市内で受け入れる施設を見つけることができず、遠く離れた嵐山や毛呂山の施設をやっと紹介されるだけです。この状況下で24時間、365日の看護を家族に当然のように求めるのは余りにもむごいのではないでしょうか。
 昨今軽度障害者の自立支援は少しずつ進んでいるように思いますが、特に受け皿の少ない重症心身障害者や強度行動障害者を取り巻く環境は切迫しております。本市では、障害者総合支援計画を策定し、ショートステイの充実や日中一時支援事業の充実をうたっていますが、状況は遅々として進んでいません。この状況から見えてくることは、事業者が対応しやすいような制度の拡充を図り、設備面や看護師の確保など財政面での支援が必要だということです。
 そこで、パイロットスタディーとして、これらの費用を市が積極的に支援することを条件にサービスを実施してくれる事業者を数か所募集すべきと考えますが、見解を伺います。
 また、レスパイトケアの普及として、市と施設と公的医療機関の連携も視野に入れ、新たに新設される小児医療センターや改修が予定されている市立病院に一時預かり用のベッドを確保し、レスパイトケアの普及を図ってはどうかと思いますが、重ねてこれら2点に関し見解を求めます。
 次に、(2)障害者駐車スペースにおける合理的配慮へのコミットメントについて伺います。
 報告によると、本市では660施設、325台分の障害者駐車スペースを保有しています。これらの障害者駐車スペースは、看板を立てたり、障害者マークを表示するなどの一定の配慮されていますが、不正利用が後を絶たないのが現状です。富山大学西館准教授は、「市民は、なぜ障害者用駐車スペースに車をとめるのか」によると、日本では障害者用駐車スペースを健常な人が利用するケースが多いとしたうえで、本当にそのスペースを必要としている人たちが円滑に駐車場を利用できない事態に陥っていると指摘しています。不正利用が起きる理由では、障害者用駐車スペースの利用資格が法律で定められていない。加えて、一般の人が利用した場合の罰則制度がないなどをあげています。西館准教授は、これらの解決策として、とめてはいけないという意識を持たせる教育と同時に、駐車スペース内に色を塗る。障害者マークを車がとまっても隠れない位置に目立つように表示するなどの工夫が有効と結論づけています。先日視察してきた山形県では、県有施設はもとより、道の駅、民間病院、スーパー、コンビニ、駅前の市営駐車場に至るまで障害者用駐車スペースのブルーペイント化が推進されていました。写真がこちらでございます。
 これは、佐賀県や京都府が中心となって、今や全国30府県に広がった全国相互利用の取り組みによるものでした。また、埼玉の全公共施設においても、公明党の提案によりブルーペイント化が開始されました。本市では、ノーマライゼーション条例の定義として合理的配慮をコミットしています。であればこそ、本市においても障害者駐車スペースをブルーにペイントし、わかりやすい、障害者が利用しやすいと感じる障害者用駐車スペースを積極的に整備すべきと考えますが、見解を伺います。
○大塔幸重保健福祉局長 神坂達成議員の御質問の1 ノーマライゼーション社会の実現に向けて、⑴ 重症心身障害者や強度行動障害者の受け入れ態勢強化のための支援策とレスパイトケア普及についてお答えいたします。
 本市における重症心身障害者や強度行動障害者のレスパイトケアの現状についてですが、医療的ケアの必要な重症心身障害者のレスパイトケアについては、市内2か所の短期入所事業所及び1か所の日中一時支援事業所において実施され、強度行動障害者については障害者支援施設等7か所で実施されております。しかしながら、市内のニーズをこれらの事業所だけで充足することは難しく、市外施設の活用により充足している現状となっております。このうち、強度行動障害者の利用できる施設は、近隣にございますが、医療的ケアを要する重症心身障害者の利用することができる施設は、かなり遠方となっております。
 1点目のパイロットスタディーとしての財政支援についてですが、整備面での支援として、市では現在医療的ケアの必要な障害者を受け入れることのできる施設の整備計画を社会福祉施設等施設整備費国庫補助金に基づく補助事業として優先的に採択いたしますとともに、既存施設の改修についても優先的に取り扱っているところです。今後さらに改修費用や看護師費用へ助成を行うことにつきましては、先進事例等を参考に研究してまいります。
 2点目の公的医療機関との連携との観点からの小児医療センターや市立病院の改築等に伴うレスパイトケアを実施することについては、現状厳しい状況にあり、市では医療機関の空所を活用しての超重症心身障害者の短期入所促進事業を実施していることから、今後このことを参考に市の独自の取り組みについて研究してまいりたいと考えております。
 次に、⑵ 障害者駐車スペースにおける合理的配慮へのコミットメントについてお答えします。
 さいたま市だれもが住みよい福祉のまちづくり条例整備基準マニュアルでは、車椅子使用者用駐車施設の整備基準として、駐車台数の基準のほかに、幅は3.5メートル以上とし、奥行きは6メートル以上とすること。車両への乗降の用に供する部分は、できるだけ水平とすることと規定しております。
 また、推奨基準としては、施設の主要な出入り口に近接した場所に設けること、車椅子使用者の乗降用スペースは左右両方に設けること、乗降用スペースの表面は斜線で塗装表示することを定めており、議員御指摘の駐車区画の路面を青色に塗装することにつきましては、現在の本市の基準には記載されておりません。
 本市の取り組みといたしましては、平成16年3月に、さいたま市だれもが住みよい福祉のまちづくり条例を制定後、さいたま市福祉のまちづくり推進指針を策定し、誰もが住みよい福祉のまちづくりを市民の皆様に御理解いただくための広報、PRに努め、心のバリアフリー啓発運動を実施しております。
 具体的に申し上げますと、車椅子使用者用駐車場の適正利用や視覚障害者用誘導ブロック上への違法駐輪の禁止などといったマナーの向上を目的に、さいたま市福祉のまちづくり推進協議会などと連携しながら、ポスター、チラシ等の配布を行っております。
 一方、埼玉県の福祉のまちづくり条例の整備基準では、この開設において車椅子使用者用駐車施設の路面を青色にすることで、障害者が利用しやすくなるとの考え方から青色塗装を進めており、県では平成24年度中に県有施設の障害者用駐車場区画のうち、塗装可能な661区画を青色に塗装したと伺っております。車椅子使用者用駐車施設において、健常者が駐車してしまうことによる不適正利用の問題もあり、車椅子使用者が利用しやすい環境を整備していくためにも、本市といたしましても車椅子使用者駐車施設の青色塗装について、埼玉県などの取り組みなどを参考としながら、さいたま市福祉のまちづくり推進協議会の御意見も踏まえたうえで、整備基準を見直すことについて検討してまいりたいと考えております。
  以上です。
○神坂達成議員 脊髄損傷者連合会埼玉県支部では、その方々が自分たちでブルーにペイントするような事業を一生懸命やられております。さいたま市においても、当然予算もかかるというふうに思いますけれども、ぜひとも実現していただきたい。また、前向きな御答弁いただいたというふうに理解しておりますので、ぜひとも推進をよろしくお願いしたいというふうに思います。