会議:平成26年9月決算・行政評価特別委員会 / 開催日:2014-10-03 / 役職:委員(決算・行政評価特別委員会) / 出典:さいたま市議会 会議録検索システム
経済波及効果と地元への経済効果
◆神坂達成委員 こんにちは。私はクリテリウムの応援を一生懸命して、きょうはポロシャツも着てきました。実は私、自転車業界に22年間おりまして、自転車には大変詳しいですし、きょうも自転車に乗って参りました。そういった意味でしっかりと応援をしてまいりたいと思いますけれども、応援をするからこそ不明な点はなくしておきたいと。また説明責任を果たしておきたいと、このように思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
まず、1点目、経済波及効果についてお聞きをしたいと思います。先ほど副市長からもありましたとおり、今回は20万人の30億円の経済波及効果がありましたとございました。しかしながら、この経済波及効果というのは、いわゆる風が吹けば桶屋がもうかる的なものです。きょう私、600円のお弁当をこの後注文してあるのですけれども、多分これは経済波及効果を検証すると、800円とか900円とか運んでくれた人のガソリン代だ、燃料代だとか、そういうように膨れ上がっていくものだと思います。また、計算をする人の意図が非常にあらわれやすいと思っています。
例えばわかりやすいのはTPPの問題で、TPPに慎重派だった農林水産省が経済波及効果を計算しましたら、実質国内総生産で7.9兆円減ってしまいますという評価をしておりました。一方、推進派の経済産業省、これが経済波及効果を試算しましたら、参加しないと10.5兆円損するよと、真反対の結果が出てしまったと。これはさいたま市においても同じで、経済波及効果30億円ありましたと言っておりますけれども、実は経済的損失もあるわけです。例えば新都心を封鎖したことによる渋滞が起きて、これによる経済的損失もある。秋の行楽シーズンでしたから、本当はクリテリウムではなくて、紅葉を見に行ったりすれば、さらに経済波及効果があったのかもしれません。こういった中で、何が言いたいかというと、しっかりとした経済波及効果も大事ですけれども、私は地元に対する経済効果が大事だと思います。波及効果ではなくて。それをどう考えるのかということでございますけれども、まずこの地元への経済効果、こういったことについての検証をされたのかどうかお答えください。イエスかノーかでも結構です。
◎スポーツ振興課スポーツイベント室長 私ども去年から報告を受けている中では、経済波及効果は市全体のというか、そういう形では受けているのですが、地元にという限定した経済効果の測定というか、それは私たちは把握はできてございません。
第三者的な検証についての市長答弁と副市長の答弁
◆神坂達成委員 このことについてしっかりとした検証が必要であろうと私は考えます。このことについて予算委員会でも我が会派としては高橋団長が追及というか御質問をさせていただきました。これについて市長は予算委員会でこう答弁をしております。本事業の成果については今後第三者的な立場から客観的な分析というものをお願いしながら、実行委員会の中で総括と検証作業を進めていきたいと考えておりますと。やっていくのだと言っておりました。これについて御答弁ください。
◎遠藤副市長 昨年の委員会の中でそういうお話を市長はされていました。それで、では、どういうところに委託するかとか、そういう話も出ましたが、既にかなりの費用をもう出している中で新たに委託して、また費用がかさんでいくというのはなかなか難しい話だろうと。経済波及効果につきましても、昨年随分御質問をいただきました。少なくとも、まず地元企業にいかに参画していただいて、協賛という形ではなく、地元企業に事業自体に参画していただけるかということで、昨年はもう本当に全体予算の恐らく1割前後だったと思います。今回はある程度地元企業の参画も含めて、そういった形では実施しております。ただ、経済波及効果がどうかというのは、実際は市内のお店などのいわゆる売り上げだとか、そういったかなり広範囲にわたったものが必要なのだろうなとは思っています。今回その辺についての検証というのは必要な部分ではあるのでないかということは重々承知しておりますので、そういう中で対応させていただければと思います。
来場者20万人の算出方法
◆神坂達成委員 このツール・ド・フランスというもともとの競技は、チームで戦うものでございます。エースライダーがいて、それを勝たせるためにチームのメンバー、アシストライダーがおります。アシストライダーは自分が勝つことは一切しません。ペースをつくったり風よけになったり、ただエースを勝たせるためだけに参戦をしていまいります。そして、エースが走りやすいようにみんなでフォローをしていく。これがツール・ド・フランスの本来のあり方でございます。
その中で、さいたま市を考えたときに、では、エースはだれなのだと。これは、私は市長ではないと思います。それは市民です。ここを外してツール・ド・フランスだと、幾ら経済波及効果が30億円ありましたよと言っても、地元のエースが、いやよかった、本当にやってよかった事業なのだと、こう感じられなければ全く意味がないと私は思っております。これについてもぜひとも今後しっかりとお願いをしたいと思います。
その中で、どうしてもわからないことがあるのです。それは来場者20万人、これ本当に教えてほしいのです。皆さんが20万人来た、コース3万人だったよと。3レースして1回3万人ギャラリーが来るから、それ3回転したのだと。それで、さいたまるしぇは2万人来て、これ4回転したのだと。サイクルフェスタ1万人が3回転、意味がわからないのです。その中で教えてほしいのは、このまず算出方法、どうやって算出したのですかと。これについて教えてください。算出方法ですよ。
◎スポーツ振興課スポーツイベント室長 昨年のカウントの仕方になっているので、我々もそういったこうやりましたということを引き継いだ中では、過去の例えばイベントの実績ですとか、それから、観光地……
◆神坂達成委員 方法を聞いているのですよ。
◆神坂達成委員 実績とか経験値はもう聞いているのですよ。どうやってはかっていたのですかという。
〔何事か言う人あり〕
◆神坂達成委員 算出方法です。どういうように。
〔何事か言う人あり〕
◆神坂達成委員 答えられますか。答えられない。では、後ほど。
◆神坂達成委員 待って、いいですか。説明だけ先にしておきたいので。とめってもらって。
◆神坂達成委員 もうこれはとまっていますから。私が聞いたのは、通常花火大会とか今までおっしゃっていた実験とか経験値ということをおっしゃっていましたけれども、大体こういう升をつくって、この中に升に何人いるというのを数えて、面積で掛けるのですよというようなことを聞いておりました。そういったことをどうやって今回やったのかということを聞きたいという意味ですので、いいですか。
「回転」の考え方と副市長の答弁
◆神坂達成委員 では、このことについては後でしっかりと教えてほしいのですけれども、この何回転したというのが、これもどうしてもわからなくて、私はずっとそこにいたのです。だけど、みんなが回転していたとは思えなくて、いただろうとしか思えない中で、このさいたまクリテリウムbyツールドフランスの調査報告書全文を読ませていただきました。この中でも来場者の92%はその後別にどこにも行く予定ないよと。このレースを見に来たのだよと。8%だけはその後観光ですよという中で、回転したのですかということなのです、本当に。これについて御答弁ください。
◎スポーツ振興課スポーツイベント室長 それにつきましても先ほどと同じように、そういう形の積算をしたという報告を受けてございますので、実際に回転したかどうかというのをここで私はお答えできるだけの材料がないものですから、数え方として多分同じ場所にずっといたということではなくて、けやきひろばに行ったり、レースを見たりという人の流れの中でそういう形になったとは思いますけれども、実際にそれが回転したかどうかという御質問には私、ここでお答えできかねます。
◎遠藤副市長 私も直接ではありませんけれども、いろいろかかわった中で、数字についての信憑性だとかいろいろお話は聞いております。その中で当時の所管がお答えしたのは、コースの中の集計、そしてけやきひろば、さいたまるしぇのカウントの集計、そしてアリーナとサイクルフェスタでの来場者の集計、そういう中ではそれぞれの数字が出ております。そして、それの数字の中で9万、8万、3万という積み上げが20万。ただ、では、純粋に20万人という、1人の人間が20万いたかという、そういうところは実際はやはり皆さん方もおっしゃっているように、いろいろな方がいろいろな会場を回るのがこういった大会の常でございますので、そういった中の積み上げだと思います。
それから、さいたまるしぇに2万人が3回だとか、そういうのは恐らく3回、4回というのは時間で終日いた方もいるでしょうけれども、恐らく物を購入して、食べて帰る方もいらっしゃって、新たに来た方、そしてあと、恐らく当日の新都心のJRの数字から考えると、これ公表されていませんけれども、ある程度の数字が出ていますので、そういった分を勘案して、数字を拾ったものだと思います。それで、その後これを写真では大分撮ってあるのですけれども、これを集計して、改めて数字を出すということ、これはできなくはないのですけれども、相当な費用がかかります。もともと想定したものではございませんので、通常の花火大会、こういったような経済的なイベントの集計をそのままそういう形で主催者発表とかぶせるようなものがありますけれども、はっきり言ってその程度のものかと考えています。
ただ、昨年来それが経済波及効果の基礎になるのではないかと。であるからこの問題が非常に大きいのだということは、もう公明党からもかなり御指摘いただきました。今回についてもまだ詰めはしていませんけれども、企業にある程度の集客の対応ですね、なかなか今実際どういう形だというのがここで御説明できませんけれども、実はこれについてはお話がこれから出ます。そして実際その手法を取り入れようと思っています。そういう中で人間の数、ですから、場合によってはカウントの仕方をいろいろ工夫しなければいけないとは思っていますけれども、昨年来の指摘事項の1つでございますので、今回その分については対応していきたいと考えております。
来場者数と経済波及効果の目標値の算出根拠
◆神坂達成委員 では、今来場者数の話が出ましたので、これ当初議会に説明されたときは、来場者数は10万人、経済効果は20億円、こういう素案が出て議会にも御説明をされたと。また、JKAの補助金の申請にもこういうように御記載をされておりました。そして、いつの間にか目標が30万人になって、経済波及効果は20億円になっています。ふたをあけてみたら、結果は20万人の30億円。もう何か数字がばらばらなわけですね。これまず目標30万人を目標にしたときの経済波及効果20億円としていましたけれども、この算出方法はどうされましたか。
◎スポーツ振興課スポーツイベント室長 済みません、これについてもどういう算出根拠をとってこういう数値が出たのかということが今我々としてはそういう資料がないものですから、お答えは。
◆神坂達成委員 では、どうするのですか。これ答え。
◆神坂達成委員 後で答えてくれるということ。
◆神坂達成委員 はい。
JTBコーポレートセールスの承認企業
◆神坂達成委員 これについては皆様がJKAの後に出した資料に記載をされておりますので、どういう算出根拠があって出したのかということもはっきりをさせていただきたいと思います。その中で、では、少し角度を変えて、JTBコーポレートセールスとの承認企業、オーソライズドカンパニーだということがありました。でも、実際は参考人招致をしたら、そんなものありませんと。メールも一切もらってないと、こういうことがありました。これについて承認企業、これは一体何だったのでしょうか、教えてください。
◎スポーツ振興課スポーツイベント室長 私どもが受けている報告では前経済局長がお答えしている中では、A.S.O.の日本の窓口として承認された事業者であるということであって、承認という意味が契約によるライセンスという意味ではないと。あくまでもA.S.O.と実行委員会の間で了解されたという意味で使われた、そのようなお答えをされているので、私たちもそういう理解をしてございますけれども。
◆神坂達成委員 そうしますと、では、今年度の事業になってしまうのですけれども、今回契約されている博報堂は認証企業なのでしょうか。窓口として認証されたのでしょうか。教えてください。
◎スポーツ振興課スポーツイベント室長 今年につきましては、特に私どもの代理店を認証していただくというもともとそういう話がないので、私たちはこういう会社と契約をしたということだけで、相手に了承を求めたりとか認証を求めたりということはしてございません。
◎遠藤副市長 私がA.S.O.と契約の段階でも話をしましたので、昨年の経済局長の答弁では、唯一無二の認証企業という、そういう趣旨ではないというのを2月の委員会でお話しされたと思います。それで、今年の博報堂とA.S.O.の関係なのですけれども、実はA.S.O.社とは個別に応対をさせていただいて、その中で事業の進捗については市が窓口として全面的にやりますよと。もう昨年のようにどこか仲介したりする必要は全くありませんので、今回については昨年の実績を踏まえて、さいたま市がA.S.O.と直接お話をさせていただきます。博報堂についてはあくまでも広告代理店としてその他事業、運営にかかわる事業をお願いするのであって、A.S.O.社が認めた企業、そういう位置づけでなく、さいたま市がお願いしている委託先の事業者の1つということで、昨年等の認証という問題は全くお話し合いはしていません。
◆神坂達成委員 わかりました。今年はもうないのだという中で、では、昨年最初に認証だと。窓口としての認証された事業者なのだと言った人はだれですか。
◆神坂達成委員 最初に言い出した人はだれですかということです。
〔何事か言う人あり〕
当初目標30万人とさいたま新都心の収容
◆神坂達成委員 何か虫食い状態になってしまった。聞く話が飛び飛びになってしまって、それを答えてもらえないと、次に移れないなという中で、私はクリテリウムを応援していますので。
その中で、1つ聞きたいのは、さいたま新都心に当初30万人の来場者を予定されておりました。実際に当日はもういっぱいで鈴なりで、通路の上からとかも、ここから見ないでくださいとかと言って幕引いたりとかして、みんな排除されていたりしていましたけれども、当初目標30万人、新都心のあのスペースに30万人入ったのですかね、もともと。そういう想定されたのか。教えてください。
◎スポーツ振興課スポーツイベント室長 回転というのは多分そこのいっときに30万人ということではなくて、あるいろいろな場所を移動しながら、延べ人数が30万人ということなので、いっときに30万人入ることを想定したものではないと。
◆神坂達成委員 そのお答えならそれでもいいですけれども、では、当日20万人だったのだと。20万人という数字を、では、冷静に考えますと、開催された中央区の人口というのは9万8,000人です。赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃん、全員がさいたま新都心に集まって9万8,000人です。それの倍、本当にあそこに入るだけのスペースあるのですかということなのです。回転したと言っていますけれども、移動するにしたって、そこの近辺にいるわけですね。入るのでしょうかという、素朴な疑問です。
◎遠藤副市長 昨年のこととは言いながらも、ある程度聞いている部分があって、それは30万人の部分についてはプレイベント、前夜祭、それからいろいろ記者会見もやっています。そういったもの全体を入れていますね。それから、メーンレースも当然沿道、アリーナ、8-1Aの街区、それから、東口会場、それからサテライト会場、こういったものも全部入っています。当日のさいたま新都心周辺については先ほど言ったように、回転の積み上げがあると思います。
最終的に、では一瞬を切り取ったときはどのくらいかというのは実際余り数字は出てまいせんけれども、ただ、警察協議の中でも沿道にどのくらい来たら警備が要るかとか、それから、今回はある程度、去年台風でああいう中でこれですから、一応晴天を考えて、今回は既に発表しましたけれども、三菱マテリアル跡地に会場としてサイクルフェスタを持っていったり、それから、カタクラの協力を得て、いろいろ広場という広場はある程度使えることを想定して、そういった中で数字を例えばここなら何人、ここなら何千人、沿道は何千人、何万人と、そういう積み上げをした中で警察とも協議していますので、そういう中の積み上げが最終的には数字に上がってくるものだと思います。また、目標もそれを踏まえないと、ただ野放図に30万人来ますよでは済まないので、やはり、安心安全という観点からもある程度の目安は必要なので、そういう話は今回は進めております。
算出方法の確認とまとめ
◆神坂達成委員 前回を聞いているのです。済みません、私、クリテリウムを応援していますから、まだ答弁出来ないですよね。
◆神坂達成委員 算出方法については、結局先ほど室長は算出したのだとおっしゃっておりましたけれども、したのですか、されてないのですか。それだけ。
◎スポーツ振興課スポーツイベント室長 すみません、算出方法につきましては、やはり過去の経験とか、類似の事業からの経験値で出した数字ということでございます。
◆神坂達成委員 当日はやってない。はい、わかりました。
丁寧な御説明をありがとうございました。もう時間がございませんので、私、平成25年2月の総合政策委員会で、今政令市で各地がマラソン大会を開催しておりますけれども、大変に赤字を出している。こういったことも取り上げさせていただきました。例えば京都市では最初予算を組んで、実際には警備に非常にお金がかかって、2億円も赤字が出てしまって、最終的には6億円になった。どこかの話を聞いているような形でございますけれども、そういうようにはならないですよね、大丈夫ですよねと御質問したら、いや、大丈夫です。いろいろなほかでもやっていくので大丈夫ですというような御答弁があったので、大変に安心をしていたのですけれども、今回こういう形になってしまいました。私はクリテリウム応援団でございます。ぜひともいい事業でございますので、自信を持って続けていただきたいなと思います。
もう時間でございますので、終わらせていただきます。ありがとうございます。


