会議:平成29年2月定例会 / 開催日:2017-03-22 / 役職:議員(本会議) / 出典:さいたま市議会 会議録検索システム

議案第109号の質疑(積算根拠・複数年契約・減額理由・附帯決議)

◆神坂達成議員 公明党の神坂でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムは、自転車のまちさいたま市にとってフラッグシップ的事業であり、かつ他都市にはない独自性や話題性という観点から、有意性のある事業であると我が会派は共通の認識を共有しております。しかしながら、有意性のある事業だからといって、万人に受け入れられるものではありません。事実、ちまたでは不要な事業だとの声を耳にすることも多々ございます。そこで、本日はこれらを踏まえ、議案第109号について質疑をさせていただきます。

まず、1点目ですけれども、積算根拠について、先ほどお伺いしましたので、こちらは割愛させていただきたいと思います。

ただ、1点だけ、こちらをもう一度整理したいんですけれども、2月定例会の冒頭に予算の取り下げがあって、1カ月たって今回再提出されたということで、今まで何が整わなかったので下げたのか。そして、1カ月の間、何と何と何が整ったので、今回提出されたのか、この点についてだけ確認させていただきたいと思います。

次に、2点目でございます。複数年契約における成果と課題についてお伺いいたします。昨年の予算委員会では、ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムに関して、複数年契約となる債務負担行為が承認されました。我が会派においては、複数年に及ぶ債務負担行為によって、公費負担の削減や事業の安定化が図れると判断し、賛成しました。そして、今回は3年契約のちょうど中間点、折り返し地点を迎えます。

そこで、まず複数年契約をしたことによる成果が、新年度事業の中でどのように反映されているのかをお聞かせ願いたいと思います。

なお、率直に課題等もあれば聞かせていただきたいと思います。

次に、3番目、債務負担行為からの減額理由についてお伺いいたします。昨年、複数年契約となる債務負担行為において、当初予算ですと1年目が2億8,500万円、2年目も2億8,500万円、そして3年目が2億8,000万円という形の計8億5,000万円を承認しております。しかし、今回は1,102万円の減額がなされて、2億7,398万円の予算計上となっています。この減額について、その理由、どのような精査があったのか、具体的にお示しいただきたいと思います。

そして、またこれも確認しておきたいと思いますけれども、この減額によって、例えば為替の変動等が起こったときに、事業資金が不足するのではないか、こういった心配があるかと思いますけれども、これについてあるのかないのかお聞かせいただきたいと思います。

そして、4点目でございますけれども、附帯決議の履行についてお伺いいたします。ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムでは、議会から執行部に対して通算4度にも及ぶ附帯決議がなされております。中でも最も多く記載されている内容は、公費負担の削減と協賛金等による財源確保についてです。これは、とりもなおさず公費負担の削減と財源確保について、いま一層努力せよとの議会の意思でございます。その議会の意思に対して、どのような履行が今回なされているのかお聞かせください。

また、2点目としましては、平成27年度の協賛金の収入は、協賛金とオフィシャルサポーターを合わせて3億2,840万円でございました。そして、平成28年度の協賛金収入は2億6,790万円と、前年度より約6,000万円近く減ったわけでございます。平成29年度の協賛金の収入目標は一体幾らに設定されているのか、お伺いさせていただきたいと思います。

◎金子康スポーツ文化局長 神坂議員の議案第109号に対する御質疑のうち、まず積算根拠についてお答えいたします。

積算根拠のうちでも、この1カ月間で何と何が整ったのかということなんですけれども、スーパーアリーナが使えないということで、マテリアルを代替として考えてきました。マテリアル地内の道路の完成工期、スケジュールについて少し明確ではなかったものの、この部分で、例えばことしの六、七月には道路が整うということが確定できたことが、一番大きなところですけれども、そのほかにどのエリアに観客席をつくろうかとか、中には公園の部分等に貯水ますが入っていて、重いものを載せられないような状況がございます。その位置を特定したりとか、それを外してどういう施工で観客席をつくるかとか、このような部分で、道路と観客の収容についての方法が整ってきたということで、今回の予算の見積もりができるようになったということでございます。

次に、複数年契約によってどのような成果があって、その成果をどう盛り込んだかと、課題があったらということのお伺いです。A.S.O.との複数年契約による成果としましては、協賛企業2社と3年契約を締結できたことが挙げられます。特に冠スポンサーとオフィシャルエアラインとしての契約は、3年間の大会財政を安定化する上で非常に大きな成果だったと考えております。この分、平成29年度予算におきましても、これらの契約による協賛金収入等を考慮して積算させていただいたところです。

さらに、昨年2月の定例会で御指摘いただきましたとおり、広告代理店とも複数年契約を締結することで、コストダウンを図ることができたと考えております。

一方で、警備業務などにつきましては、発注を単年度ごとに立ち上げる実行委員会で実施しているところから、複数年契約を実現できておりませんで、ほかにコストダウンできる手法がないかどうか、引き続き検討してまいります。これが課題といえば課題と言えると思います。

それから、減額の理由についてということですけれども、平成28年度当初予算におきまして予算化いただきました債務負担行為予算の限度額ですけれども、これは2億8,500万円でございました。こちらは平成27年度の大会経費から算出して設定させていただいたものでございます。今回の予算議案提出に当たりましては、先ほど御説明しましたが、平成28年度の大会経費から減額となる経費と新たに必要となる経費、これらを両方算出した結果、市の負担を軽減することが可能であると判断したものです。

その理由としましては、オフィシャルサポーターからの収入を昨年より見込んだりとか、または施工費の軽減等を図ったりとかする上で減額を目指したわけなんですけれども、おっしゃるとおりユーロの変動というもので、昨年度予算計上時には1ユーロ約136円で算出していましたが、今回は今の1ユーロ約122円で算出しているということが挙げられます。ですので、ユーロの変動によって、大会経費にのしかかるような心配も実はございます。今のままで変動せずに推移していただければありがたいと考えております。

それから、4回にわたり附帯決議をいただいていますけれども、どんな取り組みをしてきたかということでございますが、これまでいただきました附帯決議につきまして、真摯に受けとめて対応させていただいたと考えております。特に御質疑の協賛金の獲得と市の負担を軽減することにつきましては、常に念頭に置いて取り組んできたつもりでございます。

この協賛金額につきましては、初回の平成25年度と平成28年度を比較しますと、約9,300万円の増額となっております。また、市の補助金については、同じように平成25年度と平成28年度の決算見込み額を比較して、約4,800万円の減額となっております。この4年間を通してみますと、協賛金は増額して、市の負担は軽減していると見えますけれども、各年度間において、例えば協賛金が減額となることもありますので、私たちとしては、引き続きスポンサーセールスに取り組んで、市の負担額を軽減するよう努めてまいりたいと考えております。

〔何事か言う人あり〕

◎金子康スポーツ文化局長 目標金額につきましては、今現在で明確な新しいスポンサーに声かけとかはしておりませんので、前回大会並みの額を予定しております。

附帯決議の履行と協賛金の目標額(ネーミングライツの提案)

◆神坂達成議員 附帯決議の履行について再質疑させていただきたいと思います。

まず、本年度の協賛金の目標は前年度どおりだという御答弁がございました。また、初回からはかなり協賛金も増額していると言っておりましたけれども、それは最初が1億5,000万円で余りにも少な過ぎたのかなという気がしておりますし、先ほど市長からも、全力を挙げて協賛金を確保していくという御答弁がある中で、まず協賛金に対する目標が前年どおりであるということが本当にいいのかどうかということが、私は大変疑問に感じております。

この附帯決議の中では、協賛金による収入など、その財源の確保に全力を注ぐとともに公費負担の軽減に努めること、こういった附帯決議が盛り込まれております。先ほども申したとおり、公費を負担しつつ協賛金をふやしていく、いわゆる車の両輪で財源の圧縮を図っていく、こういったことを議会としては求めているわけでございます。なのに、昨年と目標が変わらないようであれば、それは議会の意思がほごにされている、こういったことになってしまうのではないかなと私は感じておりますけれども、もう一度御答弁をお願いしたいと思います。

それから、私は考えるんですけれども、協賛金というのは、何も協賛金とオフィシャルサポーターだけではないと思うんです。もっともっといろいろなアイデアを出して取り組むべき課題だと思っております。さいたまクリテリウムのコースにはたくさんのコーナーがあります。また、坂を下って上ってのアンダーパスがあります。そういったところを、例えばネーミングライツにしたらどうでしょうか。ここは上三信コーナーです。だから、お金を出してくださいと。ここは小森谷コーナーですと。上って下がって急に上がっていく、私は神坂ですから、上り坂、下り坂、神坂ストレートでも何でもいいです。こういったことによって、協賛金だって集められる可能性はありますね。こういったさまざまなアイデアを使って、まだ財政の圧縮というのはできるのではないかと考えているのです。こういった自由な発想を取り入れて、私はさらにこのクリテリウムを盛り上げていくべきだと考えますけれども、再答弁をお願いいたしたいと思います。

◎金子康スポーツ文化局長 先ほどの答弁の補足をさせていただきます。

協賛金につきましてですけれども、今の段階で新規のスポンサーの開拓という部分ができていませんので、少し消極的に申し上げてしまいましたけれども、市長がおっしゃるとおり、もしくは先日の予算委員会で私も決意を申し上げましたけれども、前回を上回る額を目標に進めてまいりたいと思っております。

それから、おっしゃられた例えば協賛金以外の収益を上げる工夫等々ですけれども、議員のアイデアも参考にさせていただきながら、確かにアンダーパスについても有効利用はできるものと思っております。今まで警察等のそこの部分だけは難しいぞということで、立ち入れない部分だったんですけれども、昨今の経験を積んでの信頼関係を培ってきましたので、少しずついい方向に、収益が上げられる方向にと、そんなことを考えてまいりたいと思います。

1つ、前回大会のときに百貨店とかカフェにおいて、私どもが特段は働きかけしていないんですけれども、こういうことでクリテリウムをテーマにカフェをつくりたいんだとか、展示をしたいんだとかいう話が舞い込んできたということもございますので、少しそういう風も吹いているのかなということを感じております。今後、いろいろな方の御意見を聞きながら、収益を上げる工夫をしていきたいと考えております。

宇都宮市のジャパンカップとの比較

◆神坂達成議員 それでは、1点再々質疑をさせていただきたいと思います。

質疑なので、余り細かいことは踏み込めませんので、市長も見に行かれたとおっしゃっておりましたけれども、1点はクリテリウムといえば、宇都宮市のジャパンカップのクリテリウムとジャパンカップのサイクルロードレースの昨年度の来場者数は13万人となりました。さいたま市を上回ってしまいました。ただし、開催事業費というのは、両方、クリテリウムとジャパンカップのロードレースを合わせて1億1,192万9,000円で、市の負担が約1億1,200万円でできている、こういった事実がございます。

さいたま市も、当然ツール・ド・フランスと冠があるのとないのでは全然違うというのは、私も承知しておりますけれども、ただこの来場者数の13万人はさいたま市よりも多い。財政負担も圧倒的に少ないという中で、こういったところから学んでいけるものというのはかなり多いのではないかなと。また、それを超えていかなければいけないと考えておりますけれども、最後に御決意でも結構ですけれども、御答弁いただければと思います。

◎金子康スポーツ文化局長 神坂議員から御指摘いただきましたとおり、さいたま市のずっと先輩に当たる宇都宮市からは、うんと学ぶべきところがあると思います。これについては学ぶところは学んで、まねするところはまねして、いいところを採用していきたいと考えております。