会議:平成27年9月予算委員会 / 開催日:2015-10-08 / 役職:委員(予算委員会) / 出典:さいたま市議会 会議録検索システム

DB方式のデメリット(品質管理の課題)とその克服

◆神坂達成委員 どうぞよろしくお願いいたします。

私のほうからは何点かについてお伺いしたいと思います。

まず資料の101ページ、今回DB方式ということで、デメリットのところに品質管理に課題と御記載いただいておりますけれども、具体的にこの品質管理に対して課題があるとすれば、どのような課題があるのか。また、それをどのように克服をしていこうと考えられているのか、わかれば教えてください。

◎文化振興課文化施設建設準備室長 品質管理に課題とありますのは、注釈にも書いてございますけれども、要は、少ない経費で最大効果を上げてまいるというのがこのVEというところでございます。その部分がややもすると業者のほうが手を抜くといいますか、おろそかになってしまうことがございますので、最少の投資で最大の効果が上がるよう、今後はモニタリングをしていく必要がございます。したがいまして、品質管理に課題というのはその点でございます。

◆神坂達成委員 メリットとしてVEが上げられているのかなと思いますけれども、メリットがあればデメリットがあるのは当たり前なのですけれども、その裏返しということになるかなと思います。それを克服するために何かこの発注、この方式を選ばれたときの御検討があったのかなということでございます。

◎文化振興課文化施設建設準備室長 今回アドバイザリー業務をお願いするに当たりまして、その点を考慮し、通常まだ、今回お願いしている予算もお認めいただいていない中でお話しするのはとは思うのですが、今後モニタリングという業務も必要になってくるかと考えております。そちらにつきましてもしっかりモニタリングができる知識、経験を有している方のお力をおかりしながらということになろうかと考えております。

東京オリンピック・パラリンピックに向けた国庫補助・県補助などの財源

◆神坂達成委員 続きまして、先ほど来話題となっておりますけれども、東京オリンピック・パラリンピックに間に合うように整備を進めていくというのが大前提であるということでお話もございました。一つは、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、国としてもインバウンド政策を今どんどん進めている。観光政策もそうですけれども、海外からの来訪者も2,000万人を目指そうということになっていると思いますけれども。一つは、今回のオリンピックに向けて、インバウンド政策にも入ると思うのですけれども、その中で根本的なお話なのですけれども、将来的な財源として、例えば国庫補助が得られるのか、県補助が得られるのか等があれば教えていただきたいと思うのですけれども。

◎文化振興課文化施設建設準備室長 特に国等からの支援という細かいところまでは検討はしてございませんが、もしそのような制度があるということでございますれば、積極的に利用してまいりたいと考えております。

回遊性の検討と観光振興(来訪者3,000万人の目標)

◆神坂達成委員 ぜひとも検討していただいて、こういった財源も活用していただければと思います。

そしてもう1点、先ほど来ずっとありました回遊性について質疑させていただきます。

回遊性と申しますと、一つは滞在時間を長くしていただく、あと、歩行空間を整備していく、それから、例えばコミュニティーサイクルを整備するとか、さまざまなことが考えられるかと思います。その中で最も大事なのが、何のためにこういったことをするのかというと、やはり経済の活性であるとかにぎわいの創出であると思いますけれども、具体的にこういったことに対する検討ということがされたのか教えていただきたいと思います。

そして、先ほどはずっと岩槻の地域だけの回遊性というお話になっておりましたけれども、さいたま市全体としての回遊性から見たらどうなのかと。例えば大宮盆栽美術館があります、鉄道博物館、埼玉スタジアム2002、さいたまスーパーアリーナ、見沼田圃があります。いろんな地域資源がありますね、私は緑区ですから、見沼通船堀も言っておきたいと思いますけれども。そういったものがある中で、全体から見た回遊性、それから岩槻地域における回遊性をどのように御検討されたのか、この2点を教えてください。

◎文化振興課文化施設建設準備室長 岩槻人形会館ができた後、やはり回遊性というのは大変必要になってまいります。その中で、この岩槻人形会館を振興するためのプロジェクトチームを関係部局でつくってございまして、区内のサイン計画を初め歩きやすい、また回遊しやすいまちとするよう、またその中に岩槻人形会館が寄与できるよう、関係部局で検討しているところでございます。

また、地下鉄7号線を担当してございます所管のほうで、美園から岩槻までの発展プランというところもございます。その中にも位置づけられてございますので、岩槻区内に限らず、近隣区、またさいたま市内に回遊性が持てるよう、その一助となるような施設になればと考えております。

◆神坂達成委員 さいたま市の観光振興ビジョンでは、さいたま市の年間の来訪者が現在、多分2,000万人強だと思いますけれども、これを平成32年までに3,000万人にしていこうというような目標がたしか去年出されていたと読ませていただきました。本当に来訪者を2,000万人から3,000万人にしていくための具体的な方策というのは、例えばこれを進めていくのであれば、そういったビジョンも明確に示していくことも大事なのではないかなと私は考えているのです。そういった意味では非常に重要なことだと思いますので、何かつけ足すことがあれば教えていただきたいと思いますけれども。

◎文化振興課文化施設建設準備室長 ただいま委員のほうから御提言ありました内容については、そのとおりであると思います。

私どもといたしましても、この施設ができた暁には、今、着地型の観光、地元から都市に観光客を呼び込むような方策を積極的に働きかけるという姿勢が全国各地に広がってございます。私どもも、そのようなことを地元の方と二人三脚で進めてまいるような施設になればと考えております。

◆神坂達成委員 話が観光政策になってしまって、少し違ったかなと反省しておりますけれども、今、観光は、投資が少なくて大変に経済的な効果が大きいとされております。そういった意味では、今回の(仮称)岩槻人形会館が本当に地域の、またさいたま市の起爆剤となっていけるような施策が必要であろうと。これを建てることもそうですけれども、その仕組みづくりというものが非常に大事であると思っております。

私は、よく近江商人「三方よし」という言葉があります。これは、私が昔、自分で商売をやっていたときに大変大事にしていた言葉ですけれども、「売り手よし、買い手よし、全てよし」という言葉ですけれども、例えば今は市がよし、そして地域がよし、そして世界から、日本から来てくださる人たちが本当にさいたま市はいいまちだ、そういった三方から全てよしとされるような施策を進めていただきたいことをお願いして私の質疑とさせていただきます。

平成27年度一般会計補正予算(議案第153号)賛成討論

◆神坂達成委員 公明党さいたま市議会議員団の神坂達成でございます。

平成27年度一般会計補正予算、議案第153号に賛成の立場から討論いたします。

本事業は、東京オリンピック・パラリンピックを見据え、DB方式により整備を進めるもので、専門的な知識を有する業者にアドバイザリー業務の委託をするとともに、地質調査、土壌分析を実施するための補正予算として計上されているものです。

DB方式により整備を進めるに当たり、メリットとしては、①設計、施工の責任の所在が明確になる、②発注者の調整業務を軽減できる、③設計及び施工期間の短縮ができる、④設計当初から施工の専門家がかかわることによって、コスト軽減、時間削減が期待できる、⑤受注者側に設計にかかわるリスクを移転できる、⑥事業の早期段階で事業費を固めることができる等の効果が期待できることから、妥当なものと考えます。

本事業を推進することにより、本市において最も高齢化率の高い岩槻地域経済の活性化やにぎわいの創出が期待できるとともに、本市における観光政策やインバウンドに貢献できる事業としての可能性も感じることができました。

一方で、市内回遊性の向上に向けた検討課題や調査研究をおろそかにすることなく、訪れたくなるまち・招きたくなるまちさいたま市の実現に向けた施策の導入を強く申し添えておきます。

以上、本委員会での質疑を踏まえ、平成27年度補正予算、議案第153号に対する賛成の討論といたします。