会議:令和2年9月決算特別委員会 / 開催日:2020-10-06 / 役職:委員(決算特別委員会) / 出典:さいたま市議会 会議録検索システム

浸水(内水)防災マップと浸水対策の整備状況

◆神坂達成委員 ただいま御紹介をいただきました神坂でございます。どうぞよろしくお願いします。

私からは1点だけお伺いをさせていただきたいと思います。

ページで申しますと28ページの上段になりますでしょうか。

昨今、気候変動による異常気象が大変に危惧をされております。昨年、さいたま市でも台風第19号やゲリラ豪雨、また、記録的な降水量を記録するなど、さいたま市においても決して対岸の火事ではないと感じております。

その中で、特にお聞きしたい、さいたま市の浸水(内水)防災マップについてお伺いをさせていただきたいと思います。

まず、この浸水(内水)防災マップについては、平成23年10月に作成が開始されて、平成27年度までのこの浸水履歴を反映してアップデートがされたというふうに認識をしておりますけれども、まず、各区における浸水(内水)防災マップ、浸水箇所が何か所ぐらいあるのか、各区ごと、また市全体として箇所数を教えていただきたいと思います。

◎下水道計画課長 ただいまの御質疑にお答えさせていただきます。

浸水箇所、マップで着色をされているところでございますけれども、各区の箇所数を申し上げます。西区が74か所、北区が79か所、大宮区が80か所、見沼区が95か所、中央区が34か所、桜区が37か所、浦和区が58か所、南区が87か所、緑区が76か所、岩槻区が143か所、合計が763か所となっております。

◆神坂達成委員 765か所ということで、平成29年の質疑の中では、この整備促進数という場所については82か所であるというふうな御答弁があったかなと思います。この765か所というのは、アップデートしたときよりも増えているんでしょうか、減っているんでしょうか、それ以前と。いわゆるさいたま市内の浸水箇所というのは、全体として増えているのか減っているのか、それをお聞きしたいと思います。

◎下水道計画課長 先ほど申し上げました合計763か所でございますが、その箇所については、増えるところも、新たに着色されるところもございますし、道路整備ですとかほかの整備事業によって浸水がなくなってしまう、要は過去10年とか15年の間にまた浸水の履歴が消えてしまうとかいうこともございますので、増えているとか減っているというのはちょっと把握はしきれていないんですが、その上下は常にしているという形になります。

◆神坂達成委員 そうしますと、昨年度のこの整備促進箇所というのは、完了した場所というのはあるんでしょうか。

◎下水道計画課長 着色されているところ全てということではなくて、浸水対策事業の進め方といたしまして、主にマップに塗られているところの中から82か所の優先的に整備する、整備促進エリアというのをつくらせていただきまして、そちらの箇所について重点的に整備を進めておりまして、令和元年度には、そのうち3か所が完了させていただきまして、通算ですと令和元年度末には43か所の整備を完了しております。

あわせて、その促進エリアに含まれていないところについても、緊急的にスポット的な対策とかもさせていただいております。

計画降雨と浸水対策の加速

◆神坂達成委員 分かりました。整備が進められているという状況が分かりましたけれども、しかしながら763か所からすると、大変に一部であるということを心配するわけでございます。

これまでの過去の私の質疑の中で、これまでさいたま市では5年に一度降る確率として56ミリを設定しているんだということでの御答弁があったかなと思います。また、内水については3年に一度降る、平均として47.5ミリだと、1時間当たり。その中で56ミリが設定をされているんだというお話がございました。また、これ以上流すと河川は50ミリ以上対応できないので、難しいというふうに答弁がなされていたわけでございます。

しかしながら、時代はまさにもう50ミリ時代から100ミリ時代に移っているわけですね。誰もが、それは気候変動等で感じる、これから100ミリ時代を想定していかなければ難しいんではないかと、内水がさらに増えてしまうんではないかと、解消しないのではないかということを最も危惧しているわけでございます。

これは質疑ではないですけれども、今年の8月豪雨では、これまで内水マップに記載されていないようなところで腰の高さぐらいまで水が出たりとか、緑区でも3か所ぐらいそういった地域がありましたけれども。こういったところがまたさらに内水箇所として増えていくわけですよね。こういったものをどのようにこれまで解消してきたのかということが一番大事かなと。地図に落とし込んで終わりではないわけですよね。反映された765か所の市民の方々は、それによって大変に恐怖を持っていると。これを何とか解消していかなければいけないというのが私はマップの本来のあるべき意味であろうと。

これまで内水マップについては、地域を確認をしていただいて、自助、共助の中で何とかやりくりをしてほしい、こういった答弁もあったわけですけれども、これからは本当に時代に備えた取組をしていかなければいけないという中で、昨年、実際には3か所だけ整備工事が進んだと。これをさらに加速していかなければいけないんじゃないかなと私自身は考えるわけでございます。当然この内水が出てしまうところというのは、透水係数であるとか、浸水の被害がもう多分ずっと出ているんだと思うんですね、雨が降れば降るほど。だから、この透水係数とかに基づいて、根本的な整備をしていかなければ改善をしていくことができないのではないかと。

こういったことにこれまでも多分御検討はされてきたんだと思いますけれども、具体的な検討状況、取組状況、3か所以外にあればお聞かせいただきたいと思うんですけれども。

◎下水道計画課長 ただいまの御質疑にお答えさせていただきます。

委員御指摘のとおり、近年の雨の降り方というのは非常に強烈になってきておりまして、ただいまさいたま市では約56ミリの整備を推進をさせていただいておりますが、将来的には、これからもっと雨の降り方が弱くなるとかというのは、恐らくちょっと考えられない状況だと思いますので、その辺の計画降雨の確率規模ですとか、その辺はちょっと上げていく時期がそろそろ来るかもしれないなと思っています。

実際に国のほうの検討の中でも、地球温暖化の関係で降雨量が増えていきますというような流れもありまして、実際にはまだ下水道で計画降雨に結果を反映しなさいということが来ていないのであれですけれども、その辺の動向もちょっと確認しながら計画降雨ですとか、その辺についてもちょっと考えていく必要があると思います。

あと、ハード整備につきましては、自助、共助をお願いするというのも大切なんですけれども、やはり我々が一番最優先でやらなくちゃならないのはハード整備という形で、公助の部分というのをやらなくちゃならないのが一番の責務だと思っておりますので、その辺についても加速して浸水対策を進めたいと思っております。

◆神坂達成委員 それでは、最後に教えていただきたいんですけれども、先ほど56ミリというお話を、さいたま市では5年に一度降る確率として56ミリを設定をしておりますけれども、去年までで相当数もう大雨が降っていますね。もうこの56ミリを上回っているんじゃないかなと個人的には思っているんですね。3年平均が47.5ミリ、これは超えていますか、去年の時点で。統計って取っているんでしょうか。設定56ミリ、5年に一度降る統計ですよと。過去、去年から遡って5年間で、この56ミリをもう既に超えている状況ですかね。それは分からないですか、統計がない。

◎下水道計画課長 恐らく、雨の統計自体は取っておりますけれども、年の平均で何ミリかというのは実際には確認はしておりませんが、平均でいえば、恐らく56ミリを超えてはいないと思います。

◆神坂達成委員 これまでのさいたま市は、5年に一度降る雨の確率として56ミリを設定されていたわけですよね。去年までで過去5年、これ2年前の御答弁なんですけれども、その2年たって去年、この50ミリを既に超えているんじゃないですかと、5年に一度の雨56ミリを。これ2年前で56ミリだったわけですよ。そこをちょっとお聞きしているんですけれども。

◎下水道部次長 全国的な雨の降り方として、確かに委員さんおっしゃるとおり、超過降雨、計画を上回る降雨は増えている傾向にあるというふうにされています。その増えたものに対して計画を、56ミリをやる計算式というのはおっしゃるとおり5年確率で考えていくんですけれども、それをやり直してやるというのは、まだあまりポピュラーになっていない状況で、先進都市なんかでやっているのが全体を56ミリ、つまり今の計画降雨で考えるんじゃなくて、都市の集積部だとかいろんな状況を考えて、この区域だけを上げていこう、プラスソフト対策を考えていこう、全ての整備水準を上げるんじゃなくて、重みを置いた政策を、雨水対策を考えていこうというのがこれからやっていく下水道整備だと考えています。

◆神坂達成委員 例えば2年前の御答弁でも、新都心周辺では透水係数とかが高くなるということで、それ以上の整備をされたというのは存じ上げています。また、先ほどの質疑の中では、大宮GCS、この地域においても整備をしていこうということもお話を伺いました。

しかしながら、そうしますと、この763の浸水地域、なかなか改善することができないんじゃないかなと、その地域では。もう既に浸水被害が出ていて、透水係数からしても超えているから内水が出ているわけで、じゃそこをどう改善していくのかということが重要になってくるんじゃないかなということで、先ほどの質疑があったわけで。これ以上やってももう堂々巡りになってしまうので、答弁は結構でございますけれども、この763か所を改善する方法をぜひとも検討していただきたいことを申し上げまして、私の質疑とさせていただきます。