会議:令和4年2月保健福祉委員会 / 開催日:2022-02-14 / 役職:委員(保健福祉委員会) / 出典:さいたま市議会 会議録検索システム

民生委員の活動費と報酬

◆神坂達成委員 それでは、お願いします。

民生委員を増やしていただくというのは、大変にいいことだなと思います。

一方で、成り手不足ということが先ほどから言われておりましたけれども、一つには、私が聞きたいのは、報酬についてお聞きしたいと思います。

基本的に民生委員は、国の法律で無償だよということが位置づけられていると思います。しかしながら、国のほうでは、今変わったかどうか分かりませんけれども、活動費という形で1人当たり5万9,000円ぐらい出ていますね。政令市においては、2020年に福岡市が今まで低かったということで、26年ぶりに報酬額を引き上げたと。それまでは千葉市で11万円ぐらいの報酬額だったそうですけれども、今、さいたま市の活動費は1人当たり幾らぐらい出ているんでしょうか。

◎福祉総務課長 お答えいたします。

活動費につきましては、月に8,500円になります。年間通じますと10万2,000円になるかと思います。そういった形でお出ししております。

◆神坂達成委員 今、政令市でさいたま市はどれぐらいの順位にいますか。

◎福祉総務課長 お答えいたします。

20市中6番目になります。

◆神坂達成委員 この活動費が増えることによって、少しでもやりがいを持っていただくとか、生活の足しにしていただくとか、変な言い方ですけれども、僕はもっとこの活動費というのは上げて、その代わり、しっかりお金を払うけれども、しっかりやってもらう。

前に1回、福祉総務課長にもお話ししたこと--どこかで、予算委員会か何かでやったことがあると思いますけれども、しっかりとやっていただくという方法が僕は大事だと思っているんですね。

いつまでもボランティアだけに支えられているこの仕組みには限界が来るんじゃないかと個人的には思っています。少子高齢化が進む中で、できる人がしっかりとやっていく。その代わり、対価をお支払いしていく、こういったことが必要だと思いますけれども、市としても今後、この民生委員に対する報酬の増額も検討したほうがよろしいんじゃないでしょうか。

◎福祉総務課長 お答えさせていただきます。

こちら、成り手不足というところからすると、やはり民生委員さんの意見とか、そういったものもお聞きしなくてはいけないかなと考えてございます。

そこで、なかなか成り手が増えないというのはどういうことかというところで、その中で活動費なんかも安過ぎるとか、そういった御意見が出てくるようであれば、我々としても検討していかなきゃいけないかなと考えてございます。

いずれにいたしましても、今後、インターネット意識調査の結果からも分かるように、そういった若年層への広報活動をどうしていくかとか、あとそういったところを詰めていく段階で、成り手不足の一要因となり得るかという判断ができましたら、それは我々のほうでも検討させていただきたいなと考えてございます。

◆神坂達成委員 そういった意識調査も含めて、ぜひとも推進していただきたいなと思います。

かえって逆にもっと報酬が高ければ、私はやりたいという人も出てくると思うんですね。今は人選をしてお願いしているけれども、今後、逆の意味で。そういった中で、民生委員さんの人によって大分変わっちゃうと思うんですね、一生懸命やっている方とそうでもない方。そういうことはないとは思いますけれども、万が一そういうことがあっては、本当に地域によって格差が生じてしまうので、ぜひともしっかりと対応をお願いしたいと思います。

ケアラー支援条例と制度のはざまの人への支援

◆神坂達成委員 それでは、よろしくお願いします。

ケアラー支援条例については、この理念条例に反対するものではありません。しかしながら、市内にはこの制度のはざまで苦しんでいる人がたくさんいらっしゃるわけですね。そういった人がどう救済されるのかというのが一番疑問に思います。例えば、私の区内に住んでいるところでは、御夫婦が住んでいて、その御夫婦ももう定年間近の方ですけれども、そのお兄さんがずっとひきこもりでございます。その中で、そのひきこもりのお兄さんは一切認定を受けていないわけですね。でも、家族で面倒を見なければいけない。でも、市に相談に行っても、それは認定を受けていないからサービスは受けられませんということで、まさにその行政の支援のはざまで苦しんでいる。こういった人たちが、じゃ、これによってどう変わっていくのか、どう救えるのか、そういったことが全くないわけですね。もっと実効性がある……、僕、ちょっと市の責務についてもかなり疑問があるなと。じゃ、例えばこの中で8050問題とか様々言われていますけれども、市はそれに対して、ただ計画をつくって終わり。じゃ、先ほど言ったように支援の網の目からこぼれ落ちかけている人はどう救っていくんですかと、具体的な財政出動も書いていないと。結局は、今までと何も変わらない。ただ、さっき吉田委員が言ったように、理念を掲げるだけ、その制度に入れなかった人、認定を受けていなかった人、そういった人たちは一切支援を受けることができない。結局、ケアラーが苦しむだけという状況は何も変わらないんじゃないかと思いますけれども、御意見ください。

◎福祉総務課長 お答えさせていただきます。

確かに委員おっしゃる通り、そういった制度のはざまで苦しんでいる方々がいらっしゃることは認識してございます。こちらのほう、やはりケアラーさんたちが苦しまないようにするためには、窓口で相談に来られた方だけではなくて、その世帯を相談相手と捉えて、何が問題なのかというのを一つ一つ解きほぐしていかなければいけないのかなと考えてございます。なので、こちらの条例制定後になってしまいますけれども、ある程度そういった意識というものを浸透させていって、職員の間でもそうですし、市民の方々もそうですし、あと事業者、関係機関のほうにそういった意識を浸透させていって、そういった方々がこぼれ落ちないような対応をしてまいりたいという意識がこの条例には込められているというところで御理解いただければと思います。よろしくお願いします。

◆神坂達成委員 そういうことであれば、じゃ、しっかりと市の責務にそういったことも記載するべきなんじゃないですか。認定されない人を、じゃ、どうサポートしていくんですか、幾ら意識を高めたところで。ちょっと水かけ論になっちゃうのであれですけれども、最後にそれだけ聞いて終わります。

◎福祉総務課長 こちらは条例になりますので、あまり具体的なことは記載ができなかったというのが正直なところではございます。具体的な支援策、事業、そういうところでそういったものを反映させていきたいなと考えてございます。なので、ここについては、確かに御指摘のとおり、理念を掲げている条例にはなってございますけれども、この理念を浸透させていくことによって、そういった意識の高まりというものを期待しているところでございます。

◆神坂達成委員 繰り返しになりますけれども、意識を高めるためだけじゃなくて、じゃ、制度に関わらない人をどうするかという実際に具体策が必要ですよと僕は言っているんです。そんな意識は多分みんな持っていると思うんですけれども、でも現実にそこに当てはまらないから支援が受けられないだけで。これは答弁は結構です。