会議:令和6年12月保健福祉委員会 / 開催日:2024-12-09 / 役職:委員(保健福祉委員会) / 出典:さいたま市議会 会議録検索システム

生活保護の現状:被保護者数・被保護世帯数の推移

◆神坂達成委員 それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

まず、憲法によって保障された生活保護は、健康で文化的な最低限の生活を営む生存権を保障したものです。一方で、近年、生活保護を取り巻く環境は、自己責任のみを根拠に、まるで施しであるかのような声を耳にいたします。

行政においても、過酷な生活保護対応が社会問題となり、市長が陳謝した群馬県桐生市が設けた第三者委員会においては--6回、この第三者委員会が開かれておりますけれども、生活保護を求めた人に窓口などで、驚くべき取次ぎが次々と明らかになっています。

生活保護を受けるべき人たちのうち、実際にどれくらいの割合が生活保護を受けているかを示す捕捉率では、日本では約20%程度と、そして、欧米では50%、フランスでは90%以上となっています。

そこで、今回はここで本市の生活保護の状況について確認させていただきたいと思います。

まず1点目として、さいたま市における生活保護の現状についてとして、(1)被保護者の人数の推移、これは過去5年間ぐらいお願いしたいと思います。あわせて、被保護世帯の推移も過去5年間ぐらいお示しいただきたいと思います。

◎生活福祉部長 神坂達成委員の御質問のうち、1、さいたま市における生活保護の現状について、(1)被保護者人数とその推移についてお答えいたします。

本市における各4月分の被保護者数を申し上げますと、令和2年が1万9,698人、令和3年が1万9,539人、令和4年が1万9,258人、令和5年が1万9,200人、令和6年が1万32人でございます。なお、令和2年と令和6年を比較しますと、666人の減少となっております。

続きまして、(2)被保護者世帯数とその推移についてお答えいたします。

本市における各4月分の被保護者世帯数を申し上げますと、令和2年が1万5,451世帯、令和3年が1万5,497世帯、令和4年が1万5,531世帯、令和5年が1万5,604世帯、令和6年が1万5,603世帯でございます。なお、令和2年と令和6年を比較しますと、152世帯の増加となっております。

〔何事か言う人あり〕

◎生活福祉部長 被保護者数とその推移の中で、令和6年につきまして、正しくは1万9,032人でございます。失礼いたしました。

不正受給の推移

◆神坂達成委員 ありがとうございます。

それでは、よく社会的に問題とされる不正受給の推移、これも過去5年間どのようになっているか、教えていただきたいと思います。

◎生活福祉部長 神坂達成委員の御質問の1、さいたま市における生活保護の現状について、(3)不正受給数の推移についてお答えいたします。

本市における生活保護費の不正受給件数につきましては、令和元年度が406件、令和2年度が401件、令和3年度が321件、令和4年度が316件、令和5年度が299件でございます。なお、推移につきましては、毎年度少しずつ減少しております。

◆神坂達成委員 ありがとうございます。

これは全体のパーセントでいうと、どれぐらいになりますか。

◎生活福祉部長 保護率ですか。その中の不正受給の件数……

〔何事か言う人あり〕

◎生活福祉部長 それは把握しておりません。

捕捉率

◆神坂達成委員 分かりました。では、後で自分で計算します。

あと、(3)として、先ほど捕捉率というお話をさせていただきました。本来であれば生活保護を受けられる生活水準の中で、実際に受けている人というか、いない人。この捕捉率をさいたま市は確認してありますでしょうか。

◎生活福祉部長 神坂委員の御質問にお答えいたします。

捕捉率につきましては、国から公的な定義ですとか、計算方法が示されていないことから、本市におきまして、捕捉率につきましては把握しておりません。

高齢者等の移動支援事業の実施状況と補助内容

◆神坂達成委員 分かりました。ありがとうございます。

把握していないということですので、ただ、国のシンクタンク等のデータを見ますと、大体2割弱という形になっているかと思いますので、今後も適正な生活保護行政を進めていっていただければと思います。

それでは、次に移ります。

次は、高齢者等の移動支援事業の実施状況について確認したいと思いますけれども、超少子高齢化社会が進展する中で、今後、民間のバス、また、タクシー等の運転手不足、こういったことも相まって、高齢者の移動支援の確保は、さらに重要になってくるであろうと思います。

現在、本市においては、高齢者の移動支援事業を実施していただいておりますが、まず、この実施状況について確認させていただきたいと思います。また、補助内容等についてお聞かせください。

◎長寿応援部長 神坂達成委員の御質問の3、高齢者等の移動支援事業の実施状況について、(1)実施状況について、それから(2)の補助内容について、一括してお答えさせていただきます。

まず、実施状況でございます。

実施地区につきましては、現在、西区3地区、桜区1地区、浦和区1地区、岩槻区3地区の8地区で運行してございます。また、令和5年度の年間の運行回数でございますけれども、208回、延べ利用者数は1,127人という実施状況になってございます。

次に、補助内容についてお答えさせていただきます。

本事業の補助対象となる経費につきましては、主に受付、事務処理等の利用調整のための人件費、それから、運転手や添乗ボランティア等の活動費、そのほかとして、燃料費、車両やボランティア活動のための保険料、消耗品等の事務費を補助の対象とさせていただいているところでございます。

移動支援事業の課題

◆神坂達成委員 ありがとうございます。

それでは次に、この事業を行っていく上での現在、課題等があればお聞かせいただきたいと思います。

◎長寿応援部長 次に、(3)の事業における課題等についてお答えさせていただきます。

本事業を実施する上での課題は、地域の担い手、それから、車両運転手の確保であると考えてございます。車両や運転手の確保につきましては、現在、地域の社会福祉法人等に送迎用の車両や運転手の提供について御協力をお願いしているところでございます。

また、住民主体の活動という取組のため、立ち上げまでに時間がかかる点が課題となってございますけれども、本市の高齢者は、地域活動に興味ある方の割合が高いということもあり、地域包括支援センターに配置している地域支え合い推進員に協力を呼びかけるなどして、担い手の掘り起こしを行わせていただいている状況でございます。

グリーンスローモビリティーの活用

◆神坂達成委員 ありがとうございます。

この高齢者の移動支援事業は非常にすばらしい事業だと、私自身思っております。

一方で、今、4番になりますけれども、環境に優しいグリーンスローモビリティーを活用した取組というのが、全国各地で始まっております。一つにはCO2を排出しない、また、有害物質を出さない、それから、時速20キロメートル以下の低速で走ることから、安全であり、また、音も発生しないということで、非常に環境省、国土交通省等も補助を出すなど推進しているところでございます。こういったものを活用して、高齢者の移動支援事業をさらに進めていくことができるのではないかなと考えていますけれども、お考えをお示しください。

◎長寿応援部長 (4)の環境に優しいグリーンモビリティーの活用についてお答えさせていただきます。

委員御提案のとおり、グリーンスローモビリティーにつきましては、環境への負担が少なく、また、狭い路地も通行可能で、高齢者の移動支援の確保に資する新たなモビリティーとして期待されている移動サービスで、国もその導入を推進しているところだと思っております。

本市におきましては、現在、都市局において、グリーンスローモビリティーの乗車体験などを行うなど、その活用可能性について検討を進めているところでございます。

福祉局では、地域住民等が主体となって、車両や運転手など地域の社会資源を活用し、互助による住民同士が支え合える地域づくりにつながる事業として、この高齢者等の移動支援事業に取り組ませていただいているところでございます。

今後、都市局におけるグリーンスローモビリティーの活用の検討に、福祉局としても参加するなど、連携を取ってまいりたいと考えてございます。

◆神坂達成委員 ありがとうございます。

私も視察に行って、実はグリーンスローモビリティーに乗ってきたんです。非常に快適でした、意外と。さいたま市で実現できたらすごくいいなと思いましたので、今回質問させていただきました。

以上です。ありがとうございました。

◆神坂達成委員 はい、一緒に。